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「デビューしたときの気持ちを…」FC東京の東慶悟がJ1通算350試合出場を達成

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2019シーズンからFC東京の10番を背負う東慶悟

[2.26 J1第2節 柏 1-1 FC東京 三協F柏]

 FC東京のMF東慶悟が、敵地での柏戦でJ1通算350試合出場を達成した。

 大分U-18を経て大分トップチームに昇格し、ルーキーイヤーにJデビューを飾った東は、大分で2シーズン、大宮で2シーズン、プレーした後、2013年にFC東京へと加入。今年で11シーズン目を迎える。

「デビューしたときの気持ちを思い返しました。楽しい思いも悔しい思いもしてきました。プレーできる喜びをプレーで表現しようと思いました」

 4-1-2-3のアンカーに入った東は、最終ラインの前で広範囲にわたってカバーし、柏がカウンターに出ようとする場面ではいち早く潰すなど守備で存在感を見せていた。

 後半は柏がシュート1本だったのに対し、FC東京は11本ものシュートを放つ一方的な展開となったが、後半にスコアが動くことはなかった。「こういう試合を勝って上にいきたい」と勝ち点1を悔やんだ。

 東の1列前でプレーしていたMF塚川孝輝は、0-1とされた後の前半36分に決定的な仕事をした。敵陣でのスローインの場面で、FWディエゴ・オリヴェイラがおりてきて空いたスペースへDF中村帆高が投げると、塚川はペナルティーエリアで受けて中央へ。ニアサイドでFW渡邊凌磨がDFを引きつけると、ファーサイドのFWアダイウトンはフリーで流し入れるだけだった。

 柏守備陣を出し抜いてアシストを決めた塚川だが、「ボールに関われない時間が多かった」と自らのプレーを反省。「優勝を狙っているので、勝ちきらないといけない試合」と塚川も悔しさをにじませていた。

(取材・文 奥山典幸)
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