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川崎Fがリーグ戦ホーム初勝利&3連勝で10位→6位浮上! 脇坂泰斗が決勝ゴール、鳥栖との雨中接戦を制す

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MF脇坂泰斗が決勝ゴール

[5.7 J1第12節 川崎F 1-0 鳥栖 等々力]

 J1リーグは7日に第12節を行った。川崎フロンターレサガン鳥栖の対戦は、川崎Fが1-0で勝利。後半7分にMF脇坂泰斗がゴールを決め、今季初の3連勝で順位を10位から6位まで浮上させた。

 前節・京都サンガF.C.戦を制して今季リーグ戦で初の連勝となった川崎F。先発2人を変更し、DF大南拓磨とFWマルシーニョがメンバー入りした。4-3-3の布陣でGKは上福元直人、4バックは左からDF車屋紳太郎、DF高井幸大、DF大南拓磨、DF山根視来。アンカーはMFジョアン・シミッチ、インサイドハーフはMF瀬古樹と脇坂。前線3枚は左からマルシーニョ、FW宮代大聖、FW家長昭博となった。

 鳥栖は前節で王者の横浜F・マリノスに1-3で敗戦。今節のメンバー変更はなく、4-2-3-1の布陣を敷く。GKは朴一圭、4バックは左からDF菊地泰智、DF山崎浩介、DF田代雅也、DF原田亘。ボランチ2人はMF河原創とMF森谷賢太郎。2列目は左からMF岩崎悠人、MF本田風智、MF長沼洋一。1トップはFW小野裕二が入った。[両スタメン&布陣]

 川崎Fが序盤からチャンスを作る。前半6分、左サイドからの攻撃で、PA中央で宮代がボールをキープ。PA右の山根がバックしながら再び中央に折り返すと、最後はマルシーニョが右足ダイレクト。しかしGK朴のセーブに遭った。同12分には鳥栖もチャンス。菊地がPA左角から左足シュートを放つ。鋭い弾道はわずかにゴールから逸れていった。

 川崎Fは前半16分、高井の縦パスから脇坂が左サイドに展開させる。マルシーニョが前進から右足シュートを放つが、GK朴にはじかれる。こぼれ球に車屋が詰めるが、これも朴にキャッチされた。同33分には上福元のロングフィードをマルシーニョが収め、シンプルな攻撃からPA内で右足シュートを打つが、GK朴の正面に収まった。

 鳥栖は前半34分に小野が右サイドからクロスを上げ、本田がボレーで合わせるが、ミートはしない。両者決定機を決めきれないまま、前半はスコアレスで折り返した。ハーフタイムで両チームともに交代カードを切る。川崎Fは瀬古を下げてMF大島僚太を投入し、鳥栖は小野に代えてFW河田篤秀が入った。

 川崎Fは開始1分から猛攻を仕掛ける。山根の右サイドからの折り返しを車屋が左足ダイレクトで合わせるが、クロスバーを直撃する。同4分にはPA手前からシミッチから左足ミドルを打つが、これもゴール右ポストを強打した。

 後半7分、川崎Fは三度目のチャンスが結実する。右サイドから家長がふわりと浮き球パスを放つと、宮代が田代をPA右に誘い込む。空いたスペースに脇坂が入り、冷静にゴールに流し込んだ。脇坂はリーグ戦3試合ぶりで今季2点目となった。

 追いかける鳥栖は後半10分、河田の落としから本田が最前線を独走。相手選手のプレスをいなしつつPA中央まで進むが、シュートはブロックされる。ゴール枠までボールは届かなかった。同16分には森谷が右サイド中盤からFKを蹴ると、ファーサイドの田代がヘディングシュート。しかし、ゴール上に外れていった。

 後半17分、鳥栖は2枚替え。森谷と岩崎に代えて、MF手塚康平とMF堀米勇輝が入った。川崎Fは同17分にマルシーニョを下げ、FW遠野大弥を投入。32分には家長、脇坂に代えてFW小林悠、MF橘田健人が入る。鳥栖も33分に長沼を下げ、FW樺山諒乃介が出場した。

 互いに交代カードを切りながらも、試合はそのまま終了。川崎Fが先制点を守り切り、1-0で今季初の3連勝を達成した。また今季リーグ戦ではホーム初勝利となった。

(取材・文 石川祐介)
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