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遠藤保仁がJリーグ30年のMVPを受賞!「当然」「おめでとう」祝福の中…中村俊輔氏「俺は納得してない」とチクリ

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 Jリーグは15日、開幕30周年を迎え、都内で「Jリーグ開幕30周年記念イベント」を開催し、ファン・サポーターの投票をもとに決定する「明治安田J30ベストアウォーズ」の受賞者を発表した。

 Jリーグ30年間を代表する選手に贈られるMVPは、J1通算最多出場記録を持つMF遠藤保仁(磐田)が受賞。現役26年目を迎えた43歳はこの日もクラブでの練習があったため、授賞式にはリモートで参加し、「3分前まで練習をしていました」と笑顔で汗を拭った。

「本当に数多くの選手、先輩方の中から選んでいただいて、うれしく思いますし、一応まだ現役なので、まだまだ頑張りたいと思います」。そう受賞の喜びを語った遠藤に対し、遠藤とともにベストイレブンに選出され、授賞式に出席していた井原正巳氏、中村憲剛氏、中村俊輔氏にも司会がコメントを求めると、「当然だと思います」(井原氏)、「おめでとうございます」(中村憲剛氏)という祝福の言葉のあとに中村俊輔氏は「俺は納得してないです」と冗談交じりにコメントし、会場の笑いを誘った。

 思わず苦笑いを浮かべた遠藤は「納得しろよという感じです」と応酬。イベント後の取材対応で改めて俊輔氏のコメントについて聞かれると、「心の中では認めているはずです。知らんけど」と笑顔で話し、日本代表でも長くチームメイトだった2人の関係性をうかがわせる一幕だった。

 98年にプロデビューし、Jリーグ一筋。Jリーグ30年間の歴史のうち25年間を選手として過ごしてきた遠藤は「ここまで30年、ものすごいスピードで成長してきたと思うし、ここから40年、50年と続いていく中、Jリーグがさらに盛り上がって、どこに行ってもサッカーの話が出るようなリーグになっていけばと思うし、自分もそれを少しでも手助けできれば」と、一選手としてまだまだ貢献していく決意を語った。

(取材・文 西山紘平)

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