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“おめでた”愛妻に捧げる2ゴール!! 横浜FMロペス「モチベーションが高かった」

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FWアンデルソン・ロペス(写真右)

[5.28 J1第15節 横浜FM 2-0 福岡 日産ス]

 FWアンデルソン・ロペスが6試合ぶりの得点となる2ゴールを挙げ、横浜F・マリノスが首位ヴィッセル神戸との勝ち点差3をキープした。ロペスは個人成績でも今季通算9ゴール目。11ゴールで得点ランキングトップに立つFW大迫勇也(神戸)を猛追している。

 それでもロペスは試合後、報道陣の取材に言い切った。「一番の目標はチームの連覇。僕は優勝したい。それが第一の目標です」。昨季は出場停止の影響もあり、3点差で届かなかった栄誉にも「得点王はもちろん狙っているけど、他の選手のことは気にしていない。このチームでベストを尽くして得点王が見えてくればいいのかなと思っている」と冷静に語った。

 ロペスにとって、この日は自らの成績よりも大事なモチベーションがあった。それが明らかになったのはFWヤン・マテウスからのクロスに反応し、ヘディングでねじ込んだ前半8分の先制点の直後。背番号11はボールを自身のお腹に入れ、“おしゃぶり”パフォーマンスでメインスタンドにアピールしていた。

「僕の奥さんの妊娠がわかったので捧げました」。愛する妻が11月に出産を控えているのだという。

 直近5試合でゴールがなかったこともあり、「久しくゴールを決めていなかったし、もどかしい気持ちと歯がゆい気持ちが続いていて、そろそろ決めたいなという気持ちもあった」とも明かしたロペス。前半20分にも追加点を沈め、「ホームでファン・サポーターの前でゴールを決めたいし、奥さんに捧げたいという気持ちも強かったのでモチベーションが高かった」とうれしそうに明かした。

(取材・文 竹内達也)
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