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鹿島0-1負け&鈴木優磨一発レッドの誤表示…Jリーグが詳報、データ提供会社は「揶揄する意図」否定

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Jリーグが誤表示問題について詳細を報告

 Jリーグは10日、公式ホームページ(J.LEAGUE.jp)の誤表示について、テストデータの作成経緯および再発防止策を追記した詳細を報告した。

 当該事象が起きたのは、7日の13時30分から16時40分頃。公式ホームページで3試合の結果に誤表示があった。

 その中でキックオフ前だった天皇杯2回戦・鹿島アントラーズvs.Honda FC(実際は鹿島が3-0勝利)において、FW鈴木優磨が開始早々にレッドカードで退場し、鹿島が0-1で負けるといった誤表示があり、大きな波紋を呼んだ。

 Jリーグは原因に関して「Jリーグ公式ホームページの不具合の改修を行う際に、誤ってテスト環境用のデータを本番環境に取り込んでしまったため」と説明。「当該クラブのファン・サポーターの皆さま、ならびにクラブ関係者の皆さまに多大なご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪していた。

 今回の続報によると、データ提供会社では得点、警告・退場、選手交代、延長、PKなど、あらゆるケースを想定し、本番環境での誤表示や不具合を事前に確認することを目的としてテストを実施。テストごとに一定のルールに基づいて対戦カードを設定し、無作為に対象選手を選定して作成しているという。

 データ提供会社は今回の誤表示について「当社といたしましては、これまでもテスト実施にあたり特定のクラブや選手を揶揄する意図でテストシナリオを作成したことはございません」とコメント。今後のテスト運用に関しては「万が一公開されてしまった際に備え、ポジション順や背番号順に選手を選定するなど、一定の規則性をもったルールを設けることといたします」とした。

 また、Jリーグも再発防止策として「本番環境に接続できる者の限定と運用の徹底」「本番環境に接続する際の承認フローの設定」「本番環境とテスト環境のデータベースの日次同期」「テストデータの作成には一定の規則性を持ったルールを設定」の4項目を挙げている。

 そして今回の件について改めて「当該クラブのファン・サポーターの皆さま、ならびに選手・クラブ関係者の皆さまに多大なご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。今後、同様の事象が起きぬよう再発防止に努めてまいります」と述べた。

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