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G大阪・水本が京都に電撃移籍か

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 ガンバ大阪のU-23日本代表DF水本裕貴(22)が京都サンガF.C.へ電撃移籍することが濃厚になった、と19日付のスポーツ報知が伝えた。
 水本は18日の練習を無断で欠席し、京都と交渉を行ったという。関係者は「(水本が)試合に出られる環境に行きたいという話はずっとあった。チームの中でも、そういう話は出ている」と説明。昨オフにも水本獲得に動いていた京都は、今季も加藤久監督がG大阪の試合に足を運ぶなど注目を続けていたという。
 水本はJリーグの移籍規定で年俸×8倍の移籍金がかかるが、G大阪と複数年契約を結んでいるため、移籍金は約4億円にものぼると予想される。G大阪は19日に水本と話し合うが、翻意させることができなければ、移籍を容認することになりそうだ。
 水本は今季、3年契約で千葉からG大阪に加入したが、慣れない4バックに定位置をつかめず、リーグ戦出場7試合(うち先発は2試合)にとどまるなどベンチを温める時間が長くなっていた。8月に北京五輪を控えるU-23日本代表では主将を務めるなど主力として期待されているが、試合勘の不安はぬぐえず、出場機会を求めて移籍先を模索していたようだ。
 ただ、チームの練習を無断で欠席し、他クラブと移籍交渉を行った水本の行動は“背信行為”と批判されてもおかしくないもの。G大阪では昨年11月、FWマグノ・アウベスがアル・イテハド(サウジアラビア)と極秘で移籍交渉した過去もある。クラブは19日にも罰金を含めた処分を検討するが、日本人では前例がない職場放棄→強行移籍が実現すれば、大きな波紋が広がることは間違いない、と同紙は報じている。

(文 西山紘平)

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