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名古屋終盤の勝ち越し弾は幻…横浜FMとの上位決戦は白熱ドロー、勝ち点4差変わらず

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名古屋はFW永井謙佑のゴールで先制したが…

[7.8 J1第20節 名古屋2-2横浜FM 豊田ス]

 首位の横浜F・マリノスと勝ち点4差で追う名古屋グランパスの上位決戦は、2-2の引き分けに終わった。横浜FMは勝ち点を43に伸ばして首位をキープしたが、連勝は6で止まった。

 先制は名古屋だった。前半8分、FWキャスパー・ユンカーのミドルがDFに当たって跳ね返ると、すかさず拾ったFW永井謙佑が左足で狙う。これがDF松原健に当たって浮き球になると、そのままGKの頭上を越えてゴールネットに収まった。

 しかし横浜FMも落ち着いて盛り返していく。前半27分のMFエウベルが蹴ったFKは右ポストに嫌われたが、同28分にGK一森純のロングパス一本で裏を取ったエウベルが、GKランゲラックもかわして無人のゴールに流し込む。

 さらに横浜FMは前半35分、相手陣地でパスを回すと、MF西村拓真の横パスに走り込んだMF藤田譲瑠チマが右足でゴール右隅に流し込み、一気に試合をひっくり返した。また逆転された名古屋は直後にMF米本拓司が負傷交代するアクシデントに見舞われた。

 ただ名古屋は後半に入るとすぐにスコアをタイに戻す。MF森下龍矢のパスでエリア内に入ったMFマテウス・カストロがDFの股下を抜くクロスを入れると、ユンカーが押し込んで同点とする。

 一進一退の攻防は終盤まで続き、名古屋が後半41分に森下のスルーパスに反応したFW酒井宣福のクロスからマテウスが流し込んで歓喜の勝ち越し弾を奪ったかに思えたが、VARの介入があり、酒井がオフサイドだったと判定され、ゴールが認められることはなかった。

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データ提供:Opta
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