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横浜FMは敵地でスコアレスドロー…指揮官はGK一森純の負傷交代に「重症じゃないことを祈るばかり」

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横浜FMのケヴィン・マスカット監督

[8.6 J1第22節 浦和 0-0 横浜FM 埼玉]

 今節は首位のヴィッセル神戸が敗れたため、横浜F・マリノスは勝てば単独首位浮上のチャンスだったが、敵地で浦和レッズとスコアレスドローに終わった。順位では神戸と勝ち点で並ぶ2位にとどまった。

 前半から浦和に対して守備に追われる時間帯が続き、後半40分ごろまでほとんど大きなチャンスはなし。長い後半アディショナルタイムで猛攻を仕掛け、一気に決定機を連発したが、最後までゴールを割ることはできなかった。

 試合後、ケヴィン・マスカット監督は記者会見で「皆さんも分かる通り、浦和は強いチームだ。このファン・サポーターの熱さ、雰囲気も彼らのホームであるわけなので、その中でやるのは選手がナイーブになってしまった時間帯、プレッシャーを感じてしまったというのがある。その時間帯、浦和がアグレッシブさを出して前から来た中、特にビルドアップのところで判断の選択を誤ってしまった」と指摘。それでも「とてもいい学びになった。相手にゴールさせず、乗り越えて、自分たちが焦れずにやった」と前向きに語った。

 また「選手たちはトライしている。ゴールキックから相手が前から来ているからと蹴ってしまうのではなく、勇敢な気持ちを持って後ろから繋ぐ。前からプレスを剥がし、中盤のどこでフリーになるのかというところだ」と述べ、ビルドアップで前進できなかった原因は「二つある」と説明。「一つは自分たちのミス、もう一つは相手のファウルで止められた。ファウルがなければたくさん前方向に行けたと思う」と相手の戦術的ファウルに苦しめられたという見解を示した。

 なお、この一戦では終盤にGK一森純が負傷。受傷直後は膝のあたりを気にしていたが、脳震盪の疑いでの交代となった。もともと契約の関係で12日の次節G大阪戦は出場できないが、ハイパフォーマンスが続く守護神が離脱となれば大打撃。指揮官は「ドクターとはまだ詳細を話し合えていない」と症状を明かさなかったが、「重症じゃないことを祈るばかり」と早期回復を願った。

(取材・文 竹内達也)
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