beacon

10番MFカルリーニョス・ジュニオが決勝弾! 1年でのJ1復帰目指す3位清水は山口を破って3連勝

このエントリーをはてなブックマークに追加

[8.12 J2第30節 清水 1-0 山口 アイスタ]

 J2リーグは12日、第30節を開催した。3位清水エスパルスはホームのIAIスタジアム日本平で18位レノファ山口FCと対戦。1-0で勝利した。

 ここ7戦無敗、2連勝中の清水と4戦未勝利の山口の一戦。試合は立ち上がりから一進一退の攻防となると、前半23分に清水に決定機が到来した。右サイドから攻撃を仕掛けるホームチームはペナルティエリア内右でパスを受けたMF乾貴士が反転からシュート性のボール。相手に当たり跳ね上がったところをGKチアゴ・サンタナが頭で叩きつけるように狙ったが、惜しくもゴール左のポストをかすめた。

 さらに清水は前半26分、右サイドを駆け上がったMF中山克広からゴール前にクロスが送られると、そのボールを巡ってサンタナとGK関憲太郎が空中戦で競り合う。関が先に触ったボールは一度はこぼれるも、素早い反応を見せて間一髪のところで抑えた。

 立て続けのピンチを凌いだ山口は、FW梅木翼をターゲットに先制点を目指す。今夏新加入のFWシルビオ・ジュニオールが個の力で突破を図ると、MF矢島慎也やMF池上丈二も多彩なキックでチャンスを演出した。

 すると山口は前半40分、池上がプレッシャーをかけてMFホナウドのパスミスを誘うと、梅木がそのボールを中央でカット。センターバックの間を抜けてペナルティエリア内に侵入したが、シュートは全速力でプレスバックにきたDF鈴木義宜のスライディングに阻まれ、チャンスをものにすることができなかった。

 試合はスコアレスで前半を折り返すと、後半立ち上がりに両チームに決定機が訪れたが、決めきることができない。山口は後半18分にMF神垣陸がゴール前でシュートチャンスを迎えるも、こちらはGK権田修一が右に飛んで弾き出した。先制点が欲しい清水は同21分にサンタナを下げてFWオ・セフンを投入。そこをターゲットにしつつ、その脇からMFカルリーニョス・ジュニオやホナウドが飛び出していった。

 清水は後半33分、右サイドでDF北爪健吾が起点となると、ヒールパスを受けたカルリーニョス・ジュニオがカットインから左足を振り抜く。こちらはゴールネットを揺らすことができなかったが、同34分にそのカルリーニョス・ジュニオがゴールに突き刺した。乾のスルーパスでオ・セフンが左サイドを抜け出すと、折り返しに10番。背後からプレッシャーを感じながらも、落ち着いて決めてリードを手にした。

 1点ビハインドの山口は、反撃に向けて後半36分に2枚替え。DFキム・ボムヨン、DFヘナンに代えてMF吉岡雅和、DF平瀬大をピッチへ送り込んだ。清水も同43分に選手交代を行い、乾、カルリーニョス・ジュニオを下げてMF宮本航汰、FW北川航也をピッチへ。1-0で逃げ切り、3連勝を飾った。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2023シーズンJリーグ特集ページ

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

「ゲキサカ」ショート動画

TOP