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柏vs広島、ともに終盤の猛攻実らずスコアレスドロー

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0-0で終えた

[8.26 J1第25節 柏 0-0 広島 三協F柏]

 J1リーグは26日、第25節を各地で行い、柏レイソルサンフレッチェ広島が0-0で引き分けた。下位の横浜FCが首位の横浜FMに勝利したため、柏は17位に転落。広島も連勝を逃した。

 柏は2試合連続のドローを経て臨むホームゲーム。前節と同じスターティングメンバーを並べ、直近5試合4ゴールのFW細谷真大が最前線に入った。一方の広島はMF野津田岳人が出場停止。大怪我からの復帰3戦目のMF満田誠がボランチに入り、MFマルコス・ジュニオールが加入後初先発を果たした。[スタメン&布陣]

 試合は互いの守備陣が安定感を保ち、両者譲らない締まった展開。最初のチャンスは前半9分、柏はDFジエゴの果敢なボール奪取からMFマテウス・サヴィオがスルーパスを送り、細谷が最終ライン裏に抜け出すも、絶妙なタイミングでアプローチしたGK大迫敬介のファインセーブに阻まれ、二次攻撃から放ったジエゴのシュートも枠を外れた。

 対する広島も前半15分、DF塩谷司の縦パスをFWピエロス・ソティリウが巧みにフリックし、裏にFW加藤陸次樹が抜けると、フリーの左サイドに展開。オーバーラップしてきたDF志知孝明がファーサイドにクロスを送ったが、ソティリウと空中戦で競り合ったDF古賀太陽にクリアされた。

 なおも攻める広島は前半21分、左サイドのスローインを志知がソティリウに入れると、バックパスから満田が右足一閃。完璧な弾道でニアポスト脇を突いたが、GK松本健太のファインセーブに阻まれ、跳ね返りを拾ったソティリウのシュートも松本に当たった。

 前半30分すぎには広島がウイングバックのサイド攻撃で一方的な攻勢を展開。それでも34分、志知のクロスに合わせた中野の左足シュートが枠を外れると、同36分にも同様の形で放った中野のボレーがゴール上に外れる。同43分、今度はマルコスが左に流れ、折り返しに中野が反応するも、シュートはDF犬飼智也にブロックされ、0-0でハーフタイムを迎えた。

 広島は後半開始時、ソティリウに代わってFWドウグラス・ヴィエイラを投入。すると同3分、マルコスのクロスがジエゴのクリアミスを誘い、MF川村拓夢のヘディングパスから加藤がボレーで狙う。しかし、これも枠を外れ、得点には至らなかった。柏は同15分、MF戸嶋祥郎に代わってMF山田雄士を投入。栃木への期限付き移籍から今夏復帰した山田雄はこれが今季のJ1初出場となった。

 その後は柏がサヴィオ、広島が満田のシュートでゴールに迫るが、いずれも崩し切るには至らない。柏は後半37分、サヴィオがペナルティエリア内で細谷と連係し、ワンツーから右足を振り抜くが、大迫のセーブに阻まれる。最後まで両者とも猛攻を仕掛けたが、ゴールは破られず、スコアレスドローでタイムアップを迎えた。

(取材・文 竹内達也)
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※大会の公式記録と異なる場合があります
竹内達也
Text by 竹内達也

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