Jリーグは12日、ガンバ大阪に対してけん責、および罰金100万円の懲罰を決定した。

　事案はガンバ大阪ユースの監督を務めた森下仁志氏が2021年1月頃から2023年2月頃の間に複数のユース所属選手に対して指導の適正範囲を超えた不適切な言動を行ったことにゆるもので、G大阪は事実の確認後、ただちに森下元監督を退任させていた。

　またJリーグによると、G大阪は本事案の発生をリーグに報告するとともに、ユース選手、コーチ等の関係者へのヒアリングを実施。ユース選手保護者への説明会を実施し、自ら調査検討した内容を説明して、適切な事後対応に努めたという。

　Jリーグも複数のユース選手が精神的苦痛を受けていたことを確認。「ユースチームの状況について、アカデミーダイレクター以外の報告体制を整備しておらず、アカデミーダイレクターによる報告が機能しなかった場合の報告体制を整備していなかった」とクラブの責任も加味し、懲罰を決定した。

　G大阪は公式サイトで「アカデミー体制の見直し
」「社内教育の再徹底」「社内相談窓口の強化」「定期的なアンケートによるモニタリング 等」を強化していくことを表明している。