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16位・柏が残留大一番を制す! M・サヴィオが2戦連発、細谷真大が今季10点目! 17位・横浜FCは最下位と1差のまま

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柏が残留大一番を制す

[9.17 J1第27節 横浜FC 1-2 柏 ニッパツ]

 J1リーグは17日に第27節を行った。横浜FC柏レイソルの対戦は、16位・柏が2-1で勝利。残留を争う大一番を制し、17位・横浜FCとの勝ち点差を4に広げた。

 横浜F・マリノス、名古屋と上位陣から勝ち点を奪った17位・横浜FCは、16位・柏との残留大一番へ。前節から先発を1人変更し、MF近藤友喜が10試合ぶりにスタメン入り。3-4-2-1の布陣で、GKは永井堅梧、3バックは左からDFマテウス・モラエス、DFンドカ・ボニフェイス、DF岩武克弥。ボランチはMF井上潮音とMFユーリ・ララがコンビを組む。左WBはMF山根永遠、右WBが近藤。2シャドーがMF山下諒也とMF小川慶治朗で、1トップがFW伊藤翔となった。

 8月から公式戦7試合無敗の柏も、先発を1人変更し、DF三丸拡が起用された。4-4-2の布陣で、GKは松本健太、4バックは左から三丸、DF古賀太陽、DF犬飼智也、DF片山瑛一。ボランチはMF椎橋慧也とMF高嶺朋樹がコンビ。左サイドはMFマテウス・サヴィオ、右サイドはMF山田雄士で、2トップはFW山田康太とU-22日本代表から帰還したFW細谷真大が入った。[両スタメン&布陣]

 序盤はボールを握った横浜FCだったが、徐々に柏が攻勢を強める。前半28分には左CKをM・サヴィオが蹴り、PA手前にころがったボールを高嶺がヘディングで敵陣PA内に入れる。片山のボレーはクロスバーを叩き、さらにこぼれ球を細谷がボレー。しかしボールはゴール枠外に外れていった。

 前半31分、柏に決定機が到来する。M・サヴィオのシュートが敵陣PA内の小川に当たり、ハンド誘発でPKを獲得。キッカーはM・サヴィオが務め、2試合連続ゴールで先制点を沈めた。

 さらに、柏は前半38分に追加点を挙げる。前線から連動したプレスを仕掛けると、山田雄が右サイドから猛追。モラエスのミスを誘発してボールを奪い切ると、PA内でお膳立てのパス。最後は細谷が自身2桁得点となるゴールを決め切り、2-0と点差を広げた。

 前半シュート0本に終わった横浜FCは交代カードを1枚切る。小川を下げてFWカプリーニを投入。山根を左SB、岩武を右SBに移動させて布陣を4-4-2に変えた。さらに後半17分に山下に代えてFWマルセロ・ヒアンが入り、さらに攻撃が活性化していく。

 柏は後半21分に2枚替え。M・サヴィオと山田雄が下がり、MF戸嶋祥郎とMF小屋松知哉が入った。同26分には細谷、山田康に代えて、MF仙頭啓矢、FWフロートが出場。横浜FCは30分に近藤と井上に代わり、MF三田啓貴とMF坂本亘基が入った。

 流れを掴む横浜FCは終盤にかけて相手ゴールに迫ると、後半42分にFKのこぼれ球をヒアンが押し込んで1点を返す。だが、試合はそのまま終了。柏が2-1で勝利を収め、残り7試合で降格圏の最下位・湘南ベルマーレと勝ち点5差に広げる。横浜FCは勝ち点1差のままとなった。

(取材・文 石川祐介)
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Text by 石川祐介

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