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浦和FWリンセン転倒シーンは「ファウル」とJFA審判委…PK&退場相当もVAR見逃す

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FWブライアン・リンセン

 日本サッカー協会(JFA)審判委員会が27日、東京都内でレフェリーブリーフィングを行い、今月15日に行われたJ1第27節の浦和レッズ京都サンガF.C.戦で発生したペナルティキックの疑いがある事象について説明した。後半30分に浦和FWブライアン・リンセンが倒されたシーンは「ファウル」だったと結論づけた。

 事象が起きたのは0-0で迎えた後半30分、浦和はMF岩尾憲の浮き球パスにリンセンが抜け出したが、後方からDF福田心之助に引っ張られて体勢を崩した。リンセンは後ろに倒れ込みながらもなんとか右足でボールに触れたものの、弱いシュートはGKク・ソンユンのセーブに阻まれ、得点には至らなかった。

 リンセンは直後、上半身を引っ張られていたことを主審にアピールしたが抗議は受け止められず、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)からも見逃された。試合はそのまま0-0で終わっており、優勝争いの中で勝負を分ける判定となっていた。JFA審判マネジャーJリーグ担当統括の東城穣氏は「VARが介入すべき事象だった」と述べ、浦和にPKが与えられ、京都DFを一発退場とするのが適切な判定だったと結論づけた。

(取材・文 竹内達也)
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竹内達也
Text by 竹内達也

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