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小泉&荻原が今季初ゴール!! 浦和が柏に完封勝利、大逆転優勝に望みつなぐ

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MF小泉佳穂(写真右)が今季初ゴール

[10.20 J1第30節 浦和 2-0 柏 埼玉]

 J1リーグは20日、第30節を行い、3位の浦和レッズが16位の柏レイソルを2-0で破った。後半の立ち上がりにMF小泉佳穂とDF荻原拓也が揃って今季のJ1リーグ戦初ゴールを挙げ、勝ち点3を獲得。今節未消化の首位・神戸との暫定勝ち点差を5に縮め、残り4試合での奇跡の逆転優勝に望みをつないだ。

 24日に浦和がAFCチャンピオンズリーグを控えているため、金曜ナイトゲームで組まれた今節。浦和はMF大久保智明が負傷明けで約1か月半ぶりの復帰を果たし、FW興梠慎三は約3か月ぶりの先発となった。対する柏もDF立田悠悟とMF小屋松知哉が約3か月ぶりの先発。国際Aマッチウィークによる中断明けとあり、互いにメンバーに入れ替わりがあった。

 ホームの浦和は前半4分、さっそくアクシデントに襲われた。MF関根貴大がMF高嶺朋樹との不運な接触で転倒し、右膝を押さえ込みながら転倒。一時はプレーを続けたが、同6分に再び座り込み、代わりにFW高橋利樹が投入された。直後には柏にビッグチャンス。小屋松のボール奪取を起点に細かいパスで攻め込むも、MF戸嶋祥郎のシュートはGK西川周作のビッグセーブに阻まれた。

 その後はしばらく柏が主導権を握り、高嶺のミドルシュートなどで見せ場を作るも、なかなか決定機には至らない。浦和は前半36分、MF岩尾憲の直接FKが枠内に飛んだが、柏GK松本健太が冷静に処理。さらに同40分、左サイドを攻め上がったDF荻原拓也のクロスに興梠が頭で合わせたが、わずかに左に外れ、0-0のままハーフタイムを迎えた。

 それでも後半は立て続けに浦和が試合を動かした。まずは8分、DFアレクサンダー・ショルツが持ち上がってDF酒井宏樹が縦に刺すと、大久保のフリックパスからMF安居海渡が右サイドを突破。角度のないところから放った鋭いシュートが松本を強襲すると、こぼれ球に詰めた小泉が冷静に押し込んだ。小泉はこれが今季初ゴール。シーズン中盤は不調に苦しんだが、復活を印象付ける一発となった。

 さらに後半12分、浦和はまたしてもショルツが起点となって縦パスを入れ、これを受けた大久保がカットインで中央を打開。そこからパスを受けた小泉が左に送ると、オーバーラップしてきた荻原が左足を振り抜き、豪快な弾丸シュートをファーポスト脇に突き刺した。荻原もこれが今季のJ1リーグ戦初ゴールとなった。

 柏は後半25分、U-22日本代表の一員で参加していたアメリカ遠征帰りのFW細谷真大をMF山田康太に代わって投入。細谷は疲れを見せないプレーで攻撃を前進させた。だが、最後まで浦和の強固な守備陣を崩すには至らず、そのままタイムアップ。浦和がホームで勝ち切った。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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