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広島は開幕2連勝ならず…先発11人で90分フル稼働、スキッベ監督が明かした交代カード未使用の理由

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ミヒャエル・スキッベ監督

[3.2 J1第2節 FC東京 1-1 広島 味スタ]

 激しい攻防の末、ドローに終わった。サンフレッチェ広島はホームでの開幕節に続く連勝とはならず。ミヒャエル・スキッベ監督は「おもしろい試合だった」と振り返った。

 前半をスコアレスで折り返すと、後半から試合が動く。後半19分にFC東京のハンドが自陣内で認められ、広島がPKを獲得。FW大橋祐紀が前節に続くゴールで先制点を奪った。するとFC東京も反撃。同26分にMF荒木遼太郎が敵陣内からシュートを決め、こちらも2試合連続ゴール。両チームの新戦力が開幕節の2ゴールに続く今季3点目を挙げる活躍を見せた。

 後半の展開をスキッベ監督は俯瞰して「おもしろかった」と評価する。「(広島が)終盤にチャンスを迎え、次はFC東京と。結果がどちらに転んでもおかしくないような試合展開だった」。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入により試合が動いた場面もあった。指揮官は「普段はVARが気に入らないことも多いが、今日の3つの判定はよかった。すべてVARによって正しく修正された」と審判団にも高評価を与えていた。

 運動量の多い試合展開で、FC東京は4つの交代枠を使用した。その一方で、広島は一人も使わず。広島ユースの高校2年生FW井上愛簾もベンチ入りしたが、出番は来なかった。

 スキッベ監督は交代枠を使用しなかった理由を語る。「今回、スタートで出たメンバーのパフォーマンスに満足していた。70分過ぎにパワーは落ちてきた。だが、交代する意味はなかったと思う」と先発メンバーへの信頼によるものだったことを明かした。

(取材・文 石川祐介)

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Text by 石川祐介

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