beacon

名古屋が今季初勝利で開幕からの連敗を3でストップ! 2度ゴールポストに阻まれた柏は今季初黒星…

このエントリーをはてなブックマークに追加

今季初勝利をあげた名古屋グランパス

[3.16 J1第4節 柏 0-2 名古屋 三協F柏]

 16日に三協フロンテア柏スタジアムで行われたJ1第4節で、柏レイソル名古屋グランパスが対戦。FW永井謙佑とDFハ・チャンレのゴールで名古屋が2-0の勝利をおさめた。

 2勝1分の柏は、4試合連続で同じスタメンで臨む。今月行われる国際親善試合のU-23日本代表に招集されたFW細谷真大が2トップの一角、DF関根大輝が右SBとして先発した。

 開幕3連敗中の名古屋は、前節・新潟戦(●0-1)から先発2選手を入れ替え。出場停止明けのMF米本拓司がアンカーに、2試合ぶりスタメンのMF森島司がインサイドハーフに入った。[スタメン&布陣]

 立ち上がりにペースをつかんだのは柏。ボール支配率を高めながら名古屋陣内で試合を進めていく。ところが、試合を動かしたのは名古屋だった。18分、敵陣右サイドのFKで、森島がゴール前に入れたボールをハ・チャンレが頭で落とすと、スペースに出たボールに永井が反応し、右足でゴールに流し入れた。

 1点のビハインドを負った直後に、柏にアクシデントが襲う。相手PA内で接触したMF高嶺朋樹がピッチに倒れ込むと、担架で運び出されてそのままMF土屋巧と交代した。

 先制後は一転して攻勢に出る名古屋は、26分、GKランゲラックのロングボールをFW山岸祐也がヘディングで柏DFラインの背後に落とすと、MF和泉竜司がそのままドリブルで持ち上がりPA内で倒されるも、和泉へのボールがオフサイドと判定されてしまった。

 押し込まれる展開が続いていた柏だっが、最終ラインのビルドアップから一気にゴール前まで持ち込む。36分、DF古賀太陽の縦パスをFW小屋松知哉がFWマテウス・サヴィオに落としてサヴィオが左サイドを駆け上がると、PA手前で右サイドのスペースへ。関根がダイレクトで右足を振り抜くも、シュートはゴールポストに弾かれてしまう。

 勢に乗る柏は、38分にサヴィオの直接FKがGKランゲラックを襲うと、直後の左CKでショートコーナーからMF白井永地のクロスからDF犬飼智也が頭で合わせたが、またもゴールポストに跳ね返されてゴールとはならなかった。

 1-0で前半を終えた名古屋は、後半開始からMF久保藤次郎を下げてDF野上結貴を投入。野上が3バックの右に、DF内田宅哉が右のWBにポジションを上げた。13分にはピッチに座り込んだ和泉が担架で運び出され、そのままMF山中亮輔との交代となった。

 すると17分、山中の左CKからハ・チャンレがこぼれ球を右足で蹴り込み、名古屋がリードを2点に広げた。

 エースの細谷を下げるなど5人の交代枠を使い切り、柏は反撃を試みる。対する名古屋は1トップの永井の快速を活かしてカウンターで応戦する。柏はサヴィオにボールを集めて攻勢に出たが、中央を厚く守る名古屋の牙城を最後まで崩すことができないまま90分を終えた。

 名古屋が今季初勝利をあげて開幕からの連敗を3でストップ。柏は今季初の無得点で今季初黒星を喫した。

(取材・文 奥山典幸)

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2024シーズンJリーグ特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
奥山典幸
Text by 奥山典幸

TOP