beacon

長友14年ぶりJ1弾!!荒木らパリ世代も躍動!! “0トップ”で蘇ったFC東京、3発圧勝で今季初白星

このエントリーをはてなブックマークに追加

DF長友佑都が先制ゴール

[3.16 J1第4節 福岡 1-3 FC東京 ベススタ]

 J1リーグは16日、第4節を各地で行い、FC東京アビスパ福岡を3-1で破った。前半28分に日本代表DF長友佑都が14年ぶりとなるJ1リーグ戦でのゴールを記録し、先制に成功すると、同32分にはパリ五輪世代のU-23日本代表に2年ぶり復帰を果たしたMF荒木遼太郎が今季4点目となる追加点を奪取。後半12分には同じくパリ世代のDFバングーナガンデ佳史扶も今季初ゴールを決め、代表戦士の躍動により今季初白星を収めた。

 今季1勝2分で無敗の福岡は前節・湘南戦(△1-1)から先発1人を変更。FW岩崎悠人に代わってFW金森健志が今季初先発を果たした。一方のFC東京はここまで2分1敗で未勝利。前節・神戸戦(●1-2)からは先発2人を変更。DFエンリケ・トレヴィザンとFWディエゴ・オリヴェイラに代わってDF木本恭生とMF高宇洋が今季初先発を果たした。

 試合はFC東京から主導権を握り、初先発の高が中盤のゲームメークで存在感を発揮。3トップの中央でスタートしつつも中盤の役割を兼ねる“0トップ”起用の荒木、トップ下のMF松木玖生、ボランチの一角のMF小泉慶との相性もよく、これまでの試合では見られなかったビルドアップの安定感が際立った、

 すると前半28分、ボール保持の変化が結果にも表れた。松木とMF遠藤渓太がペナルティエリア左際でボールに絡み、左サイドに展開すると、高い位置で待っていたバングーナガンデがダイレクトで低いクロスを配球。エリア内まで攻撃参加していた長友がこれを受け、浮き球をボレーシュートで突き刺した。

 37歳の長友にとって、欧州挑戦前の2010年5月15日に行われた清水戦以来5054日ぶりのJ1での得点。14日の日本代表メンバー発表ではカタールW杯以来1年3か月ぶりのA代表復帰を果たしていたが、代表復帰発表後最初の公式戦でさっそく結果を出した。

 なおも攻めるFC東京は前半32分、低い位置で受けた松木がロングフィードを前線に送り、これに遠藤が反応。最終ラインの背後でボールを受け、右にラストパスを受けると、ここに走り込んだ荒木が右足で決め切った。今季ブレイク中の荒木はこれで得点ランキング首位タイの4ゴール目。奇しくも長友、荒木と東福岡高出身選手が敵地・福岡で揃い踏みとなった。

 ここまでの堅守が破られた福岡は後半開始時、DF井上聖也に代わって岩崎が入り、システムを3-4-2-1から4-4-2に変更。その後は最前線のFWウェリントンを活かしながら迫力のある攻撃を繰り広げた。

 それでも後半12分、次に試合を動かしたのもFC東京だった。右サイドを攻め上がった長友が鋭いクロスボールを送り込むと、ファーに流れたボールにバングーナガンデが反応。強烈なインパクトながらもうまく低めに抑えたボレーシュートを突き刺し、リードを3点に広げた。荒木とバングーナガンデは松木とともにU-23日本代表に選出されており、代表戦士の輝きが目立った。

 福岡は後半14分、ウェリントンに代わって新加入の元イラン代表FWシャハブ・ザヘディが投入され、これがJ1デビュー。同37分にはザヘディがペナルティエリア内でなんとかボールを残すと、ゴール前に走り込んでいた途中出場MF松岡大起が移籍後初ゴールを挙げ、1点を返した。だが、反撃はここまで。国際Aマッチウィークによる中断前最終戦はFC東京が制した。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2024シーズンJリーグ特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

TOP