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勝てば首位浮上のC大阪がPKで先制も…柏に追いつかれてドロー、開幕から無敗はキープ

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柏vsC大阪の一戦は1-1の引き分けに終わった

[4.3 J1第6節 柏 1-1 C大阪 三協F柏]

 3日、三協フロンテア柏スタジアムでJ1第6節が行われ、柏レイソルセレッソ大阪が対戦。FWレオ・セアラのPKでC大阪が先手をとるも、FWマテウス・サヴィオのゴールで柏が追いつき、勝ち点1を分け合った。

 2勝2分1敗、3試合ぶりの勝利を目指す9位の柏は、前節・新潟戦(△1-1)の先発から1選手を変更。今季熊本から完全移籍で獲得したFW島村拓弥を移籍後初先発させて右SHで起用、サヴィオをFW細谷真大との2トップとして並べた。

 3勝2分の負けなしで2位につけるC大阪は、前節・湘南戦(○2-0)と同じ11人でスタート。3トップには中央にFWレオ・セアラ、左にFWカピシャーバ、右にFWジョルディ・クルークスが入った。[スタメン&布陣]

 最初にチャンスをつくったのはホームの柏。前半5分、ハーフライン付近でボールをもらったDF犬飼智也が前線に長いボールを入れる。ペナルティエリア手前のMF山田雄士が頭でペナルティエリアに落とすと、FW細谷真大がシュートまで持ち込んだが、GKキム・ジンヒョンが体で防いでCKへと逃れた。

 試合が動いたのは14分、DF登里享平の縦パスからFWカピシャーバが中央へ折り返すと、レオ・セアラがDF古賀太陽に倒されてしまう。VARの介入とオンフィールドレビューを経て、判定はPKに。これをレオ・セアラがゴール右に決めて、19分にC大阪が先制する。

 ところが柏はすぐさま反撃。失点から2分後、敵陣で奪い返した柏は、島村がドリブルでペナルティエリアに進入、中央へ横パスを入れるとサヴィオが右足を一閃。これがゴールネットを揺らし、柏がすぐさま同点とした。

 勢いに乗る柏は、山田雄、MF白井永地と続けざまにシュートを放つが、ゴールを奪うことはできない。C大阪のチャンスは34分、FWジョルディ・クルークスがDFジエゴに競り勝って右サイドを突破すると、自ら左足で狙う。シュートはGK松本健太に阻まれるも、こぼれ球を登里が左足で振り抜いたが、ボールは枠ととらえることはできなかった。

 後半に入ってC大阪が先に交代策を講じる。インサイドハーフの2枚、MF奥埜博亮とMFヴィトール・ブエノに代えてFW柴山昌也とFW北野颯太をピッチに送り込んだ。すると16分、ドリブルで上がった登里が中央の柴山へ。柴山はミドルレンジから左足で狙ったが、GK松本のセーブにあってしまう。

 18分、柏は相手のミスをついて敵陣深い位置でボールを奪うと細谷が左足でシュートを放つも、GKキム・ジンヒョンの正面をついた。直後に柏は最初の交代を行い、MF土屋巧に代えてMF熊坂光希を投入する。21分にはスローインの流れから、山田雄の浮き球がC大阪ゴールに向かう。GKキム・ジンヒョンがかき出したボールに島村がつめていたが、ヘディングシュートは浮いてしまい押し込むことはできなかった。

 互いにチャンスを重ねていく中、C大阪が再びチャンスをつくったのは23分、ペナルティエリアに入るとゴール前のこぼれ球を北野がシュートするも、熊坂がブロックでゴールを許さなかった。

 終盤はゴール前のシーンを重ねたが、互いに決め切ることはできず、1-1で試合終了。3試合ぶりの勝ち点3を積み上げられなかったものの、柏は勝ち点を9にのばした。勝ち点3獲得で首位に浮上できたC大阪だったが、勝ち点1を積み上げるにとどまった。

(取材・文 奥山典幸)

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Text by 奥山典幸

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