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終盤猛攻浴びるも「よっしゃ来たくらいのメンタリティで」FC東京“パリ世代”GK野澤大志ブランドンが好セーブ連発

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GK野澤大志ブランドン

[4.3 J1第6節 FC東京 2-1 浦和 国立]

 今季初先発で点差を守り切った。FC東京GK野澤大志ブランドンは好セーブ連発で浦和レッズの猛攻を阻み、今季2勝目に貢献。「開幕からの成績を考えて本当に勝ちたかった。今日はチャンスをいただいたが、出場するしないに関わらずチームの勝利を望んできた。今日は出るという形で勝利に貢献できてすごく感謝している」とチームの勝利に喜びを噛み締めた。

 GK波多野豪の退場により、野澤は前節・川崎フロンターレ戦で途中出場で今季初出場を果たした。波多野の出場停止により、野澤が今節も引き続き先発。「個人的にはいつも準備をしていた」。3月にはU-23日本代表の活動で試合にも出ており、実戦経験に不安はなかった。

「数か月試合から離れていて、ここ数週間で少しだけ出て、そこで思い出したこともあった。試合勘を取り戻して、今日はすごくいい状態で臨めた」。

 浦和の鋭いシュートを防いだ。2-1で迎えた後半アディショナルタイム3分過ぎには伊藤敦樹にシュートを打たれるが、右手ではじいた。「選手もあそこで寄せるということが難しい時間帯。僕は全然元気だった。(ほかの選手が)寄せれていないからネガティブなことではなく、よっしゃ来た、くらいのメンタリティでタフに戦えた結果が、ああいったプレーにつながった」。守護神としての貫禄をのぞかせた。

 前半24分にはFWチアゴ・サンタナにセンターサークル付近から放たれた超ロングシュートを決められた。「相手のシュートもかなり軌道がよかった。難しいシュートになった」。先制を許したが、チームは気落ちせずに前を向いた。「失点した後も僕らのやりたいサッカーを通せていた」と野澤は力を込めた。

 4日にはパリ五輪アジア最終予選に臨むU-23日本代表メンバーが発表される。数少ないGK枠に入るアピールにもなったが、「特に考えていなかった」と無欲。「今日プレーした選手たちの自信につながった」と仲間を力強く称えていた。

(取材・文 石川祐介)


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石川祐介
Text by 石川祐介

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