[4.28 J1第10節 浦和 2-1 名古屋 埼玉]

　欧州帰りの背番号10が着実にコンディションを上げ、チームの欠かせぬ戦力になろうとしている。

　浦和レッズMF中島翔哉は28日、J1第10節・名古屋戦で今季J1リーグ戦初のフル出場。昨夏の加入以降、主に終盤でのスポット起用が続いていた背番号10だが、24日のルヴァン杯・鳥取戦(◯5-2)ではフル出場し、2ゴールを挙げる大活躍を見せると、この日は中3日で連戦フル稼働となった。

　試合後、中島は「試合に出たほうが連係面も上がる。練習でも(連係面のトレーニングは)やるけど、試合と練習は違ったりするので、ここで学んで少しでも成長したい」と手応え。連戦の疲れにも「やっぱり無理してやっていると辛いけど、楽しんでやっていると疲れも少ない。試合がたくさんできてうれしい」と喜びを語った。

　試合終盤には足裏やアウトサイドを駆使した時間稼ぎで埼玉スタジアム2002に集まった4万人以上の大観衆を沸かせ、「相手との駆け引きは好きなんで」と笑みを見せた中島。フル出場での2連勝に「勝っても負けても反省とか良かったことはあるし、勝ちながら成長するのが大事だと思う」と胸を張った。

(取材・文　竹内達也)

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