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これもフィンケ改革?浦和が英会話教室を実施

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 浦和レッズが、選手の英語力アップに着手した。浦和は3月31日の練習前に英会話講師歴3年の米国人ジョシュア・シャーマー氏を招き、クラブハウスで「英会話教室」の第1回目の講義を開催。初回となった31日は顔合わせのみだったが、今後は45分程度のレッスンを週に1-2度行っていくという。1日の日刊スポーツがそう報じている。
 昨季リーグ7位と低迷した浦和では、今季からドイツ人監督のフォルカー・フィンケ(61)が指揮をとる。新指揮官は練習中、ゲーム中の指示も基本的に英語で実施。選手に対しても「語学力を身につけなさい」と、常に通訳なしでの理解を求めている。チームの始動から約2カ月半たった今でも、米国在住経験のあるDF濱田水輝や、ドイツなどで海外経験のあるFW高原直泰が「通訳」を務めることも多々ある。
 記事によると、FW原口元気は「監督と英語で話してみたい。そのうち海外にも行きたいし、すごく楽しみ」。またDF堀之内聖も「まだリスニングも完全ではないし、自分で話せばよりダイレクトに(意見を)伝えられると思う」と話し、歓迎ムードだったという。クラブとして本格的に英語力アップに取り組むのは初めてのこと。今回は希望制だが、25人程度の選手が受講を希望しているという。
 スポーツをする上で最も重要なコミュニケーション。これがしっくり噛み合えば、今よりも強固な浦和レッズが作られるかもしれない。新たなフィンケ改革に注目だ。

(文 山口雄人)

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