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憲剛1得点1アシストも腰部負傷か

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[7.18 J1第18節 川崎F 2-2 神戸 等々力]

 川崎フロンターレの日本代表MF中村憲剛が1得点1アシストの活躍を見せた。
 2列目の右MFで先発した中村は前半10分に北朝鮮代表FW鄭大世にグラウンダーの好パスを通すと、20分にも相手右SBの裏のスペースを狙ったFWジュニーニョへ浮き球のスルーパス。相手DFの間にできたわずかな隙を何度も突くと、前半25分だ。
 自陣で相手ボールを奪った中村は左前方を走る鄭へパス。ドリブルシュートへ持ち込んだ鄭は相手DFにブロックされたが、こぼれ球に鋭く反応した中村がダイレクトで右足を振りぬくと、ボールはゴール左隅へ突き刺さった。
 ゴールを確認した中村は両手を高々と上げて会心の表情。その後、ベンチのFW矢島卓郎をピッチ脇まで呼び出し、他の選手たちと“ゆりかごダンス”で子供の誕生を祝った。
 
 1-1に追いつかれた後の前半43分には左CKからDF菊地光将のゴールをアシスト。後半にもMFレナチーニョのポストプレーからドリブルシュートを放つなど輝きを放った。過密スケジュールによって溜まっていた疲労も、自身で「良くなってきた」と話すなど回復してきている。そのキレをピッチ上で披露していた。
 だが、試合終盤に自陣で相手と接触した際に、腰部から落下し負傷した模様。試合後は腰部から背中を押さえながら「ノーコメント」とだけ話すとチームバスに乗り込んだ。
 チームは16位の神戸相手に痛い引き分けで、6連勝のあと3試合連続ドロー。また状態が上向きだった中村の負傷の具合も心配される。

<写真>川崎F・MF中村
(取材・文 吉田太郎)

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