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カボレの中東移籍が正式決定

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 FC東京は11日、FWカボレがカタールリーグのアルアラビに完全移籍することが決まったと発表した。すでに交渉のため現地入りしているが、再来日はせず、そのまま退団となる。

 カボレは08年に加入。スピードを武器に韓国Kリーグで得点王に輝いた実績で期待されたが、日本では08年がリーグ戦11得点、今季もリーグ戦5得点と、数億円をかけて獲得した助っ人としては、満足いく結果が残せていなかった。だが、アルアラビ側は高く評価。推定5億円ともいわれる違約金を肩代わりしてでも、獲得したい意向を示していた。

 メディカルチェックも終え、すでに練習にも参加している模様。カボレはクラブを通じて「約1年半、公私共に温かいご声援をいただき、ありがとうございました。東京での最後の試合がナビスコカップ準決勝となり、その試合に勝てたことは本当に良かったです。決勝も絶対に勝ってくれると、遠くで信じて応援しています。今回は、ファンのみなさまに最後の挨拶ができず、大変申し訳なく残念ですが、今後も東京のことはかげながら応援しています。いつか東京に戻ってプレーできればいいですが。本当にありがとうございました」と語っている。

 今季、Jリーグから中東クラブへ移籍したのは、ダヴィ(名古屋)、レアンドロに続き3人目。日本経由中東行きは、今後もますます増えそうだ。

(文 近藤安弘)

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