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闘莉王がウズベキ移籍も。リバウドが直電オファー

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 ウズベキスタン王者で今季ACL8強のブニョドコルが、今季限りで浦和レッズと契約満了となる日本代表DF田中マルクス闘莉王の獲得に乗り出していると、14日付のスポーツ報知が伝えている。

 ブニョドコル関係者によると、02年日韓W杯でブラジル代表を優勝に導いたルイス・フェリペ・スコラーリ監督が6月6日、岡田ジャパンのW杯出場決定戦となったウズベキスタン戦をスタンド観戦。鉄壁の守備で1-0の勝利に貢献した闘将の実力を高く評価した。

 そして、隣席で視察した元ブラジル代表の伝説的FWリバウドが名将と強化部の命を受け、「ブニョドコルに来てくれないか。なるべく早く決めてほしい」と闘莉王に直接電話し、移籍を粘り強く勧めているという。

 16歳までブラジルで育った闘莉王には、正式文書同様の重みを持つ直電オファー。リバウドの活躍した強豪パルメイラスのファンで「子供の頃からのヒーロー」と語る。英雄からの誘いに心を動かされているようだ。

 資金面の問題もない。ブニョドコルは05年創立ながら、親会社の資源開発会社の絶大な資金力を背景に、08年にはインテルFWエトーと年俸4000万ユーロで契約直前に至るなど潤沢。浦和が提示する推定年俸1億4000万円をしのぐ、年俸200万ドル(約2億円)のねん出も容易だ。

 「W杯までにいかにレベルアップできるか。その環境を大事に考えたい」と語る闘莉王。欧州か、アジアか、中東か。動向に注目が集まる。

闘莉王が中東移籍か

(文 近藤安弘)

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