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浦和・高崎&宇賀神が加入会見。“あの頃”のリベンジ狙う

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 浦和レッズは11日、さいたま市内のクラブハウスで新加入選手の入団会見を行った。水戸への期限付き移籍から復帰したFW高崎寛之、流通経済大から昨季は特別指定でもあったMF宇賀神友弥の2選手が出席。浦和での奮闘を誓った。※柏木は単独で9日に入団会見を終えている。
 高崎は「1年間通して試合に絡むことと、少しでも点を取ってチームに貢献したいです。昨年はJ2で試合にたくさん出て、いい経験も、悪い経験もたくさんした。J2とJ1ではレベルが違うと思うので、もう一回気持ちを引き締めて、J1で結果を残したいという気持ちが強いです」。宇賀神は「昨年の夏からお世話になっていますが、昨年はまったくチームの力になれなかったので、今年は、1度浦和を出て行った自分ですが、暖かく支えてくださったファン、サポーターの皆さんに少しでもプレーで恩返しができるように頑張っていきます」と抱負を述べた。
 2人は“リベンジ”の思いが強い。高崎は08年に駒澤大学から加入したが、ビッグクラブの壁にぶつかり、“武者修行”で水戸に期限付き移籍した。宇賀神は浦和ユースの出身だが、トップへの昇格がかなわなかった。それだけに、今度こそ活躍してみせるという、強い決意にあふれている。
 ともに、浦和以外のクラブでプレーする選択もあったが、あえてビッグクラブを選んだ。 
 高崎は「1年目に浦和に加入しましたが、自分のコンディションとかよくてもなかなか試合に出れない歯がゆさがあって、1年間試合に出たいという気持ちで水戸ホーリーホックに出させてもらいました。そこでまだやれるなという気持ちもありましたし、一昨年の最終戦でマリノスに1-6で負けた試合がやっぱりすごく引っかかっていて、あれでレッズを辞めることは自分の中では嫌でしたし、もう1回雪辱を果たすためにも、もう1回1年間レッズで勝負したい、という気持ちがありましたので復帰しました」という。
 宇賀神は「1度高校でプロになれなかった自分に、もう1度声をかけてくれて、こうして特別指定の選手にもしてくれました。そういう形でお世話になった部分で、先ほども言いましたが恩返ししたいという部分が強くて浦和に来ました」と思いを吐露した。
 高崎はエジミウソン高原直泰、宇賀神は田中達也エスクデロ・セルヒオ原口元気らがライバルとなる見通し。しかし、負けるつもりはない。
 高崎は浦和にはない、188cmという高さと昨季J2・46試合19得点という決定力で、宇賀神はスピードとテクニックを活かして、並み居る“大物選手”たちに立ち向かう。2人が期待通りの活躍をしたとき、昨季、足りないと言われた選手層がアップし、タイトル奪取に大きく前進する。
〈写真〉会見に臨んだ宇賀神(左)と高崎
(取材・文 近藤安弘)

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