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札幌が前清水・高木の移籍初ゴールなどで北九州に勝利

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[8.7 J2第21節 札幌2-0北九州 札幌厚別]

 コンサドーレ札幌が代役FWと新加入MFの活躍などでギラヴァンツ北九州を2-0で下し、3試合ぶりに白星をつかんだ。

 FW近藤祐介を出場停止で、エースFWキリノを怪我で欠いた中、FW岡本賢明が4-5-1のトップ下で7試合ぶりに先発復帰。これがズバリ当たった。0-0の後半8分、相手がヘディングでGKに返そうとしたバックパスのミスを見逃さず、一足早く右足で触ってループシュートで先制弾を決めてみせた。

 札幌は前半、チャンスを作りながら無得点だったが、このゴールで勢いに乗った。後半25分には清水から加入したばかりのMF高木純平がスルーパスに抜け出し、PA内左から右足を振り抜いて2点目をゲット。加入から4試合目で移籍初ゴールを奪った。

 ただ、高木は後半ロスタイム突入直後に、何とも“もったいない”事態に陥った。交代の指示を受けたためピッチを出ようと歩いたが、このスピードが遅く、遅延行為と判断されて2枚目の警告を受けて退場処分を受けてしまった。

 とはいえ、岡本はレギュラー奪回、高木は新天地での飛躍と、それぞれ期する思いを持っている2選手が活躍して、勝ち点3に貢献したのは事実。試合後のインタビューで岡本は「バックパスは狙っていた。うまく入ってよかった。きょうは絶対に決めてやろうと思って試合に入ったので、決められてすごくうれしい」と声を弾ませていた。

 一方の北九州は、粘り強い守備からのカウンターを狙ったが、何度かあった好機で決めきれずに流れに乗れなかった。これで3月21日の東京V戦の勝利を最後に、17試合連続で勝ち星から見放された。

(文 近藤安弘)

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