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479日ぶり“ボランチ今野”も実らず、F東京は6戦勝ちなし。城福監督の去就は……

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[8.21 J1第20節 F東京0-2広島 味スタ]

 FC東京はスコアも試合内容も広島に0-2完敗。2連敗で6試合連続で勝ち星から見放され、この日試合のなかった15位神戸に勝ち点差1、同じくこの日は試合がなく、J2降格圏内の16位仙台に同5差に迫ってしまった。

 この日はDF森重真人を出場停止で欠いたこともあり、守備陣を入れ替えた。CBに本来はSBの椋原健太を入れ、スピードのある佐藤寿人対策を施したほか、最近5試合で4得点の得点力不足を補うために今野泰幸を09年4月29日のG大阪戦以来、479日ぶりにボランチで先発させた。

 しかし、課題は解消されず。守備面でもどこかうまくはまらず、広島に思うように攻められてしまった。試合後はサポーターの大ブーイングが巻き起こった。スポーツニッポンによると、城福浩監督は「選手は頑張った。その分、自分が(批判を)一心に受けたい」と元気がなかったという。

 城福監督は今季3年契約の最終年。契約更新のためには、昨季の5位を上回る成績が必要だが、苦しい状況に追い込まれた。

 今季は森重真人のほか、U-20ブラジル代表のリカルジーニョ、U-20韓国代表DFキム・ヨングン、中断中には元日本代表FW大黒将志を補強したが、結果につながってない。来季の契約更新どころか、このまま“負の流れ”が止まらなければ“最悪の事態”も起こるかもしれない。

(文 近藤安弘)

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