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清水、日本代表コンビゴールで連敗ストップ!

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[8.29 J1第21節 清水 2-0 川崎F アウスタ]

 4位・清水エスパルスは優勝争い生き残りを懸けた5位・川崎フロンターレとの上位対決を制し、首位・名古屋との勝ち点差5を保った。
 
 鹿島との首位決戦を2-1で制して首位に立った直後から3連敗。「同じチームとは思えないほど疲弊していた」と長谷川健太監督も川崎F戦後のインタビューで振り返るほど勢いを失っていた清水だが、2日間のオフを取りリフレッシュして迎えた一戦で見事な勝利を収めた。

 まずは前半5分、日本代表への復帰を果たしたMF藤本淳吾が、FWヨンセンとのワンツーからPAへ侵入するとさらにDF2人をかわしてゴールへ接近。このビッグチャンスは得点に結び付けられなかったが16分、MF小野伸二がPAへ送ったボールを処理しようとした川崎F・DFが痛恨のハンド。PKのキッカーを務めた藤本が左足シュートを難なくゴール右隅へと沈めて先制した。

 さらに後半2分には左サイドのFW岡崎慎司から出されたパスをPAで受けたヨンセンが、粘り強いキープから再び岡崎へ落とす。走りこんだ岡崎がこれを右足でゴールへと流し込み、大きな2点目をもぎ取った。このあと川崎Fにペースを握られたが、GK西部洋平のビッグセーブもあり8試合ぶりの無失点。快勝で優勝争いへ生き残った。

 試合後のインタビューで岡崎は「とにかくチームで1週間いい練習ができた。みんなでアグレッシブな試合ができた。やってて楽しかった」と笑顔。日本代表として臨む4日のパラグアイ戦、7日のグアテマラ戦へ向けては「(藤本)淳吾さんと一緒にエスパルスの力を見せる」と頼もしかった。

(文 吉田太郎)

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