[9.12 J1第22節 F東京0-1浦和 味スタ]

　浦和レッズがF東京を1-0で下し、これで対F東京戦はリーグ戦8連勝&J公式戦14試合負けなしとなった。近年で唯一負けたのは、2004年のナビスコ杯決勝。ただこれは延長の末のPK戦による敗戦だった。通常、PK戦は引き分け扱いのため15試合負けなし。さらに天皇杯も加えれば、14勝3分けと17試合負けなしとなっている。

　なぜ、こんなにF東京に対して強いのか-。これについて浦和DF坪井慶介は「どうでしてですかね?　わかんないですよね。集中して戦ってるだけ。みなさんで分析してください」と話した。

　対するF東京のMF石川直宏は「入り方とか、集中しているんですけどね……。自信をなくしてしまっているところもあるかもしれない。僕はここまでの苦しい経験ではないけど、経験はしているんで、フォローしてあげられるようにしたい」と頭を抱えた。

　理由は明確には分析できないが、F東京が意識し過ぎているところがあるのかもしれない。もちろん、浦和の実力が勝っているからでもある。『首都・東京』と『サッカー王国・埼玉』。いずれせによこの2クラブには、ともにもっと上位で、Jリーグを盛り上げてもらいたい。

(取材・文　近藤安弘)