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清水は岡崎復帰も反撃及ばず

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[10.30 J1第28節 清水1-2F東京 アウスタ]

 清水エスパルスはFW岡崎慎司の投入もあと一歩及ばず、4試合ぶりの黒星で前節の山形戦(3-0)に続く連勝を逃した。3位G大阪も敗れたため、ACL圏内との勝ち点差は4で変わらなかったが、差を詰めるチャンスで痛恨の敗戦となった。

 序盤は優勢に試合を運びながら、前半32分にセットプレーで先制点を許した。前半43分、MF小野伸二からFW藤本淳吾がワンタッチでつなぎ、FW枝村匠馬がゴール前に抜け出したが、GK権田修一の好守に阻まれる。

 後半20分に2失点目を喫すると、直後の21分、小野に代えて岡崎を投入。右太腿裏を痛めた8日のアルゼンチン戦以来の復帰を果たすと、同32分には枝村に代わってFW大前元紀がピッチに入った。すると、1分後の同33分、DF太田宏介の左クロスに岡崎が飛び込み、ファーサイドに流れたボールを拾った大前が鋭い切り返しから左足を振り抜く。大前のファーストプレーで1点を返し、その後も同点ゴールを目指して猛攻を仕掛けたが、F東京の粘り強いディフェンスに跳ね返された。

 逆に後半43分にはFW重松健太郎の直接FKをGK西部洋平が後方にこぼし、慌ててボールをかき出す。ボールはゴールラインを越えたようにも見えたが、ノーゴールの判定。3失点目は運良く免れたが、そのまま1-2で敗れた。

 クラブによると、岡崎は「今日は勝たなければいけなかったので悔しい。ただ、チームは良くなってきているので、次は点を決めて勝ちたい。あとは前を向いてやっていくだけだと思う」とコメント。残り6試合。大前は「まだリーグ戦は終わっていないし、天皇杯もある。優勝するチャンスはあるのでしっかりと戦っていきたい」と力説していた。

(文 西山紘平)

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