鹿島の新人披露会見要旨
鹿島アントラーズは4日、カシマスタジアムで新人披露会見を行い、MF柴崎岳(青森山田高)、MF土居聖真(鹿島ユース)、MF梅鉢貴秀(関大一高)、DF昌子源(米子北高)の新加入選手4人が出席した。
以下、会見要旨
●MF柴崎岳
―最初の鹿島の印象と、実際に来てからの印象は?
「外から見ていて、3連覇しているし、強いチームだなと思っていた。中盤には日本代表にも入っていた小笠原選手、中田選手、青木選手がいて、自分が入ることになったらやりがいのあるチームだなと思っていましたが、来てみたらその通りで、練習から自分のプレーをさせてもらえず、やりがいのある練習をさせてもらって、まだまだ成長できると思っています」
―これまでも練習参加していたと思うが、そのときの感想、手応えは?
「初めてやったときは、まだまだJリーグで通用するプレーじゃないなと思った。手応えというか、自分のパスとかは通用したのかなとも思ったけど、それ以外は全然。これからフィジカルや走力を上げていきたい」
―自分を動物に例えて、自分の性格を分析すると?
「そうありたいと思うのは鷹。鷹のように、視野を広く持ち続けたい。今はまだスズメぐらいなので、鷹のようになりたい」
―サポーターへ意気込みを。
「サポーターは大事で、いつも応援してくれる大切な存在。高校時代も何度も救われた。サポーターから愛される選手になりたいし、この町をアントラーズによってもっともっと活性化させたい」
―中盤の層が厚い中でアピールポイントは?
「アピールポイントというより、鹿島のMFの良いところ、身に付けないといけないところを集中的に強化して、そこから自分の特徴を出していきたい」
―高卒の同期が4人いることについては?
「高校時代からみんな知っていたので、鹿島に来てからも4人でよく行動しているし、プレー面でも相乗効果というか、互いに高め合っていければ」
―クラブは将来的に10番を目指してほしいと期待しているようだが、鹿島であこがれの選手は?
「本山選手にはピッチ内でもピッチ外でも、いい印象を受けているし、見本となるプレーもある。あこがれというより、見本にしていきたい」
―同年代のライバルは?
「僕らの世代はプロになる選手も多くて、うれしいし、だれとライバルというのではなく、みんながライバルだと思ってやりたい」
―小笠原、中田、青木という先輩からどういうプレーを盗みたいか?
「ボランチとしての能力が高いし、先輩相手に練習から果敢に挑んでいきたい。球際の強さとか、したたかなゲームコントロールを練習や試合から見て学んでいきたい」
―A代表への思い、目標にしている選手は?
「将来的にA代表に入りたい気持ちはある。今の代表では長谷部選手を目標に頑張りたい」
―今年1年の目標は?
「「1年目から試合に出てチームに貢献すること。次の目標はそれから考えたい」
―ロンドン五輪を目指す気持ちは?
「五輪に出場したい気持ちは常に持っている。同年代でメンバーに入っている選手もいるので、追い付けるように頑張りたい」
●MF土居聖真
―最初の鹿島の印象と、実際に来てからの印象は?
「ジーコさんが築いたチームで、子供のころからスタジアムで試合を見たり、テレビ観戦したりすることが多かった。映像を通して見ていた選手たちと一緒に練習したり、食事をしたりすることが夢のようです。みんな怖いんじゃないかとか考えていたけど、優しい人ばかりで、すぐに慣れることができた」
―中盤は層が厚いが?
「持ち味はゴール前で突破したり、ゴールにつながる仕事をすること。まずは持ち味であるスピードに乗ったドリブルとかを監督、チームメイトにアピールして、信頼してもらって、そこから献身的な守備とかを肉付けしていきたい」
―自分を動物に例えて、自分の性格を分析すると?
「強いて言うならネコ。マイペースなので(笑)」
―サポーターへ意気込みを。
「ジュニアユースからお世話になっていますが、温かい人ばかりで、スタジアムもJ屈指のサポーターだと思います。早く顔と名前を覚えてもらって、1日でも早くピッチの上でいいプレーを見せていきたい」
―高卒の同期が4人いることについては?
「アドバンテージになると思うし、みんなすぐ仲良くなったので、切磋琢磨して鹿島の黄金時代を築きたい」
―クラブは背番号から20を引いたひと桁の数字の選手を目指してほしいと期待しているようだが、鹿島であこがれの選手は?
「野沢さんはチームでも1、2を争うテクニックの持ち主。盗むところもたくさんあると思うし、鹿島の全選手が先輩なので、いろんな選手からいろんな特徴を奪っていきたい」
―同年代のライバルは?
「同世代でだれという限定はないけど、みんな上手いし、同世代が活躍しているというニュースは刺激になるし、僕も早く試合に出たいという思いが出てくる。全選手がライバルです」
―A代表への思い、目標にしている選手は?
「代表を狙いながら鹿島で結果を出していきたい。今の代表選手では香川選手がすごいなと思っている」
―今年1年の目標は?
「すべての人に感謝して、全力でプレーしたい」
―ロンドン五輪を目指す気持ちは?
「五輪の選手を応援している気持ちもあるし、悔しい気持ちもある。負けないように、ここで頑張りたい」
●MF梅鉢貴秀
―最初の鹿島の印象と、実際に来てからの印象は?
「3連覇しているチームで、本当に強いチームだなというのが印象です。ガンバと試合をするときは見に行ったりしていたけど、ガンバに勝つことが多くて、強いチームだなと。練習中はきびきびしているけど、寮に戻ると、先輩も優しくしてくれて、過ごしやすく、家族のような感じです」
―大学に進学する考えもあったと思うが、プロ入りを決めた理由は?
「オファーをもらう前は大学進学を考えていたけど、ずっとプロ選手になるのが夢だったので、その夢を追いかけたいと思って、迷うことなくアントラーズに加入させてもらうことにしました」
―自分を動物に例えて、自分の性格を分析すると?
「ライオンになれるように頑張ります(笑)」
―サポーターへ意気込みを。
「たくさんのファンに応援してもらえるように、日々の練習を頑張って、期待に応えられるように頑張りたい」
―高卒の同期が4人いることについては?
「つらいことや大変なこともあると思うけど、4人で支え合って、将来的には4人でピッチの上で戦いたい」
―クラブは背番号から20を引いたひと桁の数字の選手を目指してほしいと期待しているようだが、鹿島であこがれの選手は?
「新井場さんは同じ大阪出身で、普段から面倒を見てもらって、仲良くしてもらっている」という梅鉢は「ポジションは違うけど、僕も両足を使えるのが武器で、新井場さんも両SBでプレーしている。見習うところは多い」
―同年代のライバルは?
「僕らの代はプラチナ世代と言われていて、たくさんのいい選手がいるし、特にだれというのはない。全員がライバルだと思って頑張りたい」
―A代表への思い、目標にしている選手は?
「02年のW杯を見て興奮して、自分も将来ここでプレーしたいと思った。いつか自分も日本代表に入ってW杯に出たいと。今は代表ではないですが、日韓W杯のとき輝いていた稲本選手が大好きでした」
―今年1年の目標は?
「体を強くして、プロのプレースピード、判断の早さに追い付いて、早く試合に出られるように頑張りたい」
―ロンドン五輪を目指す気持ちは?
「同年代で五輪の代表チームで頑張っている選手もいる。少しでも近付けるように鹿島で頑張りたい」
●DF昌子源
―最初の鹿島の印象と、実際に来てからの印象は?
「強くて、オンザピッチもオフザピッチも厳しいのかなと思っていたけど、入ってみたらオンザピッチはやはり厳しいけど、オフザピッチでは優しくしてもらっています」
―鹿島のDFは日本代表選手もいる厳しいポジションだが?
「代表選手2人なので、そう簡単にレギュラーを取れるとは全然思っていない。いいところを盗んで、2人にも認めてもらえるように頑張りたい」
―プロでもFKを狙うか?
「狙わせていただけるなら狙いたい」
―自分を動物に例えて、自分の性格を分析すると?
「僕もCBなので、ライオン。百獣の王のようにオーラを放つ選手になりたい」
―サポーターへ意気込みを。
「1日でも早く覚えてもらえるように頑張って、いつも応援してもらっているので、ピッチで恩返しできるように頑張りたい。この町をもっともっとアントラーズ色に染めていきたい」
―高卒の同期が4人いることについては?
「寮でも仲良くしているし、風呂も一緒に入ったり、楽しくやっている。4人でレギュラーを取って、もっと鹿島に貢献したい」
―クラブは背番号から20を引いたひと桁の数字の選手を目指してほしいと期待しているようだが、鹿島であこがれの選手は?
「岩政選手には練習に来たときにヘディングのやり方を教えてもらったりした。岩政選手に恥じないように頑張りたい」
―同年代のライバルは?
「同世代は全員がライバルだけど、米子北から一緒にプロになった川崎Fの谷尾には負けたくない」
―A代表への思い、目標にしている選手は?
「目標としては入りたいと思っているけど、その前にアントラーズで結果を出して、レギュラーを取ってからだと思う。尊敬しているし、目標にしているのは岩政選手と伊野波選手」
―今年1年の目標は?
「鹿島のために全力でプレーして、1日でも早く試合に出たい」
―ロンドン五輪を目指す気持ちは?
「今のところ五輪のことは考えてなくて、今は鹿島のことだけを考えて頑張りたい」
[写真]鹿島に新加入した左からMF柴崎岳、MF土居聖真、MF梅鉢貴秀、DF昌子源
(取材・文 西山紘平)
以下、会見要旨
●MF柴崎岳
―最初の鹿島の印象と、実際に来てからの印象は?
「外から見ていて、3連覇しているし、強いチームだなと思っていた。中盤には日本代表にも入っていた小笠原選手、中田選手、青木選手がいて、自分が入ることになったらやりがいのあるチームだなと思っていましたが、来てみたらその通りで、練習から自分のプレーをさせてもらえず、やりがいのある練習をさせてもらって、まだまだ成長できると思っています」
―これまでも練習参加していたと思うが、そのときの感想、手応えは?
「初めてやったときは、まだまだJリーグで通用するプレーじゃないなと思った。手応えというか、自分のパスとかは通用したのかなとも思ったけど、それ以外は全然。これからフィジカルや走力を上げていきたい」
―自分を動物に例えて、自分の性格を分析すると?
「そうありたいと思うのは鷹。鷹のように、視野を広く持ち続けたい。今はまだスズメぐらいなので、鷹のようになりたい」
―サポーターへ意気込みを。
「サポーターは大事で、いつも応援してくれる大切な存在。高校時代も何度も救われた。サポーターから愛される選手になりたいし、この町をアントラーズによってもっともっと活性化させたい」
―中盤の層が厚い中でアピールポイントは?
「アピールポイントというより、鹿島のMFの良いところ、身に付けないといけないところを集中的に強化して、そこから自分の特徴を出していきたい」
―高卒の同期が4人いることについては?
「高校時代からみんな知っていたので、鹿島に来てからも4人でよく行動しているし、プレー面でも相乗効果というか、互いに高め合っていければ」
―クラブは将来的に10番を目指してほしいと期待しているようだが、鹿島であこがれの選手は?
「本山選手にはピッチ内でもピッチ外でも、いい印象を受けているし、見本となるプレーもある。あこがれというより、見本にしていきたい」
―同年代のライバルは?
「僕らの世代はプロになる選手も多くて、うれしいし、だれとライバルというのではなく、みんながライバルだと思ってやりたい」
―小笠原、中田、青木という先輩からどういうプレーを盗みたいか?
「ボランチとしての能力が高いし、先輩相手に練習から果敢に挑んでいきたい。球際の強さとか、したたかなゲームコントロールを練習や試合から見て学んでいきたい」
―A代表への思い、目標にしている選手は?
「将来的にA代表に入りたい気持ちはある。今の代表では長谷部選手を目標に頑張りたい」
―今年1年の目標は?
「「1年目から試合に出てチームに貢献すること。次の目標はそれから考えたい」
―ロンドン五輪を目指す気持ちは?
「五輪に出場したい気持ちは常に持っている。同年代でメンバーに入っている選手もいるので、追い付けるように頑張りたい」
●MF土居聖真
―最初の鹿島の印象と、実際に来てからの印象は?
「ジーコさんが築いたチームで、子供のころからスタジアムで試合を見たり、テレビ観戦したりすることが多かった。映像を通して見ていた選手たちと一緒に練習したり、食事をしたりすることが夢のようです。みんな怖いんじゃないかとか考えていたけど、優しい人ばかりで、すぐに慣れることができた」
―中盤は層が厚いが?
「持ち味はゴール前で突破したり、ゴールにつながる仕事をすること。まずは持ち味であるスピードに乗ったドリブルとかを監督、チームメイトにアピールして、信頼してもらって、そこから献身的な守備とかを肉付けしていきたい」
―自分を動物に例えて、自分の性格を分析すると?
「強いて言うならネコ。マイペースなので(笑)」
―サポーターへ意気込みを。
「ジュニアユースからお世話になっていますが、温かい人ばかりで、スタジアムもJ屈指のサポーターだと思います。早く顔と名前を覚えてもらって、1日でも早くピッチの上でいいプレーを見せていきたい」
―高卒の同期が4人いることについては?
「アドバンテージになると思うし、みんなすぐ仲良くなったので、切磋琢磨して鹿島の黄金時代を築きたい」
―クラブは背番号から20を引いたひと桁の数字の選手を目指してほしいと期待しているようだが、鹿島であこがれの選手は?
「野沢さんはチームでも1、2を争うテクニックの持ち主。盗むところもたくさんあると思うし、鹿島の全選手が先輩なので、いろんな選手からいろんな特徴を奪っていきたい」
―同年代のライバルは?
「同世代でだれという限定はないけど、みんな上手いし、同世代が活躍しているというニュースは刺激になるし、僕も早く試合に出たいという思いが出てくる。全選手がライバルです」
―A代表への思い、目標にしている選手は?
「代表を狙いながら鹿島で結果を出していきたい。今の代表選手では香川選手がすごいなと思っている」
―今年1年の目標は?
「すべての人に感謝して、全力でプレーしたい」
―ロンドン五輪を目指す気持ちは?
「五輪の選手を応援している気持ちもあるし、悔しい気持ちもある。負けないように、ここで頑張りたい」
●MF梅鉢貴秀
―最初の鹿島の印象と、実際に来てからの印象は?
「3連覇しているチームで、本当に強いチームだなというのが印象です。ガンバと試合をするときは見に行ったりしていたけど、ガンバに勝つことが多くて、強いチームだなと。練習中はきびきびしているけど、寮に戻ると、先輩も優しくしてくれて、過ごしやすく、家族のような感じです」
―大学に進学する考えもあったと思うが、プロ入りを決めた理由は?
「オファーをもらう前は大学進学を考えていたけど、ずっとプロ選手になるのが夢だったので、その夢を追いかけたいと思って、迷うことなくアントラーズに加入させてもらうことにしました」
―自分を動物に例えて、自分の性格を分析すると?
「ライオンになれるように頑張ります(笑)」
―サポーターへ意気込みを。
「たくさんのファンに応援してもらえるように、日々の練習を頑張って、期待に応えられるように頑張りたい」
―高卒の同期が4人いることについては?
「つらいことや大変なこともあると思うけど、4人で支え合って、将来的には4人でピッチの上で戦いたい」
―クラブは背番号から20を引いたひと桁の数字の選手を目指してほしいと期待しているようだが、鹿島であこがれの選手は?
「新井場さんは同じ大阪出身で、普段から面倒を見てもらって、仲良くしてもらっている」という梅鉢は「ポジションは違うけど、僕も両足を使えるのが武器で、新井場さんも両SBでプレーしている。見習うところは多い」
―同年代のライバルは?
「僕らの代はプラチナ世代と言われていて、たくさんのいい選手がいるし、特にだれというのはない。全員がライバルだと思って頑張りたい」
―A代表への思い、目標にしている選手は?
「02年のW杯を見て興奮して、自分も将来ここでプレーしたいと思った。いつか自分も日本代表に入ってW杯に出たいと。今は代表ではないですが、日韓W杯のとき輝いていた稲本選手が大好きでした」
―今年1年の目標は?
「体を強くして、プロのプレースピード、判断の早さに追い付いて、早く試合に出られるように頑張りたい」
―ロンドン五輪を目指す気持ちは?
「同年代で五輪の代表チームで頑張っている選手もいる。少しでも近付けるように鹿島で頑張りたい」
●DF昌子源
―最初の鹿島の印象と、実際に来てからの印象は?
「強くて、オンザピッチもオフザピッチも厳しいのかなと思っていたけど、入ってみたらオンザピッチはやはり厳しいけど、オフザピッチでは優しくしてもらっています」
―鹿島のDFは日本代表選手もいる厳しいポジションだが?
「代表選手2人なので、そう簡単にレギュラーを取れるとは全然思っていない。いいところを盗んで、2人にも認めてもらえるように頑張りたい」
―プロでもFKを狙うか?
「狙わせていただけるなら狙いたい」
―自分を動物に例えて、自分の性格を分析すると?
「僕もCBなので、ライオン。百獣の王のようにオーラを放つ選手になりたい」
―サポーターへ意気込みを。
「1日でも早く覚えてもらえるように頑張って、いつも応援してもらっているので、ピッチで恩返しできるように頑張りたい。この町をもっともっとアントラーズ色に染めていきたい」
―高卒の同期が4人いることについては?
「寮でも仲良くしているし、風呂も一緒に入ったり、楽しくやっている。4人でレギュラーを取って、もっと鹿島に貢献したい」
―クラブは背番号から20を引いたひと桁の数字の選手を目指してほしいと期待しているようだが、鹿島であこがれの選手は?
「岩政選手には練習に来たときにヘディングのやり方を教えてもらったりした。岩政選手に恥じないように頑張りたい」
―同年代のライバルは?
「同世代は全員がライバルだけど、米子北から一緒にプロになった川崎Fの谷尾には負けたくない」
―A代表への思い、目標にしている選手は?
「目標としては入りたいと思っているけど、その前にアントラーズで結果を出して、レギュラーを取ってからだと思う。尊敬しているし、目標にしているのは岩政選手と伊野波選手」
―今年1年の目標は?
「鹿島のために全力でプレーして、1日でも早く試合に出たい」
―ロンドン五輪を目指す気持ちは?
「今のところ五輪のことは考えてなくて、今は鹿島のことだけを考えて頑張りたい」
[写真]鹿島に新加入した左からMF柴崎岳、MF土居聖真、MF梅鉢貴秀、DF昌子源
(取材・文 西山紘平)