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小笠原にJリーグ選抜入り打診か

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 Jリーグが東日本大震災の被災地、岩手県盛岡市出身の鹿島アントラーズMF小笠原満男に日本代表とJリーグ選抜が対戦する「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ がんばろうニッポン!」(長居)にJリーグ選抜の一員として出場を打診をしていたことが分かった。21日付のスポーツ新聞各紙が報じたもので、関係者が明かしたという。Jリーグ選抜によって結成される「Jリーグ TEAM AS ONE」のメンバーは22日に発表される見通しとなっている。

 小笠原は東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県大船渡市の大船渡高OB。また09年にJリーグMVPを獲得している小笠原は、日本代表として通算55試合7得点を挙げるなど実力も申し分ないことからJリーグ側が出場を要請したようだ。

 ただ21日のスポーツニッポンによると、小笠原は震災によって鹿島が活動休止を決めた15日以降に帰省し、18日には大船渡市、陸前高田市の避難所を訪問するなど現在も東北地方に滞在している模様。クラブ側から連絡が取れない状態で参加に関しての本人の意思を確認できていないという。小笠原本人は「いろんな人の話を聞いて、できることをしたい」と話しているとのことで、被災地での支援活動を重視すれば、出場を辞退する可能性もありそうだ。

(文 吉田太郎)

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