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磐田はルーキートリオが存在感

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[4.24 J1第7節 新潟1-1磐田 東北電ス]

 ジュビロ磐田はルーキートリオが存在感を見せた。開幕戦でも先発したMF小林裕紀とともに、この日は新人ながら10番を背負うMF山田大記がプロ初先発。小林が幅広い動きで前線、最終ラインを駆け回り、攻撃の起点となると、山田は左サイドから果敢にゴールを狙い、相手の脅威となる。

 26分には前に立ち塞がるDF2人を鮮やかな切り返しで打開しPAへ侵入。そのまま右足で決定的なシュートを放った。その後もこぼれ球を思い切ってシュートするなど、山田は技術の高さと積極的な仕掛け、また緩急を生かした独特のリズムで攻撃に活力を加えた。小林が2試合連続でフル出場を果たしたのに対し、0-1の後半23分にピッチを後にした山田。4月9日に行われた清水とのチャリティーマッチ後、「攻撃の選手は結果が大事。そこをしっかりやって、アピールしたい」と語っていたように、次こそ結果にこだわる。

 ルーキーでは後半35分からFW金園英学も登場。DFの背後のスペースを狙うと、後半43分にはDF駒野友一の右CKからヘディングシュート。後退しながらの難しいシュートだったが、ボールはクロスバーを叩いた。関西大時代に関西学生リーグ1部で2年連続得点王となっている得点感覚の高さを垣間見せた金園。先発を勝ち取った09年度大学日本一・明治大出身の小林と山田に加え、昨年度の大学王者・関西大出身のストライカーも今後に期待を抱かせた。

(文 吉田太郎)

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