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京都が今季初勝利、17歳FW久保がクラブ史上最年少ゴールを塗り替える決勝点!!

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[4.24 J2第8節 京都2-1岡山 西京極]

 京都サンガF.C.の17歳FW久保裕也がクラブ史上最年少ゴールでチームを勝利に導いた。FW宮吉拓実の保持していた17歳7ヵ月27日の記録を3ヵ月27日塗り替える快挙を達成。チームはファジアーノ岡山に2-1で競り勝った。

 試合後のテレビインタビューでは「ゴールを決められて嬉しいです。前半ガチガチに緊張していました」とあどけない表情で話した久保だったが、プロ初先発とは思えない堂々たるプレーをみせ、ピッチで躍動した。

 1-1で迎えた後半14分、右サイドからPA内へ進入すると、MF中村充孝との細かいパス交換から最後は久保が左足で流し込み、決勝点。快挙を達成した高校生FWは「高校生とか関係ないので、これからも試合に出れたら点を取りに行きます」と貪欲に語った。

 試合前の激しい雷雨の影響で、約23分遅れての試合開始となった。開始わずか3分、MF加藤弘堅の右クロスを宮吉が頭で落とし、流れたボールを拾ったMF中村充孝がミドルシュートを決めた。先制した京都だったが、同29分に岡山のMF白谷建人にゴールを奪われ同点に追いつかれた。そして迎えた後半に生まれたのが、久保の決勝点だった。

 また、この日の試合では後半30分から、ルーキーの18歳MF伊藤優汰がJ初出場。1点を追われる状況下、落ち着いたプレーで勝利に貢献していた。開幕戦では水戸に1-2で敗れていたため、この勝利が今季初白星となった。1年でのJ1復帰を目指すチームを宮吉をはじめとする久保や伊藤ら若い力が引っ張っていく。

(文 片岡涼)

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