beacon

地元の復興支援のため……、熊本・加藤が現役を引退

このエントリーをはてなブックマークに追加
 ロアッソ熊本は8日、MF加藤健太が現役を引退すると発表した。加藤は震災被害の大きかった宮城県東松島市の出身。東日本大震災の被害に遭い、サッカー選手を続けるべきか悩んだという。いろいろと考えた結果、「故郷に帰り、小さな力かも知れませんが、故郷の為に何かをしたい」という思いから引退して地元に帰ることを決断した。

以下、加藤のコメント全文とプロフィール

「3月11日に私の故郷であり、家族が住んでいる宮城県が震災に遭いました。家族は無事でありましたが、現地に直接行って自分の目で惨状を見てきた事により、ここ数カ月間、選手を続けて行く事が良いのか悩み続けました。いろんな方々に会い、相談もしましたが、最終的には自分で判断し、この度現役選手を引退し、故郷に帰り、小さな力かも知れませんが、故郷の為に何かをしたいと考えています。

 小学校1年生からサッカーを始めて、これまで多くの方々に出会い、本当にお世話になりました。その方々への感謝の気持ちと巡り会わせてくれたサッカーに感謝の気持ちでいっぱいです。そして、昨年ロアッソ熊本に入団してから今日まで、サポーターの皆さんには、いつも温かいご声援をいただき、本当にありがとうございました。最後になりますが、志半ばでロアッソ熊本を退団しますが、今後も選手達の活躍により、J1昇格することを祈ってます」

●MF加藤健太
■生年月日
1987年6月19日(23歳)
■出身
宮城県東松島市
■サッカー歴
塩釜FC-横浜FMユース-大阪学院大-熊本(2010~)
■出場歴
(※2011年6月7日現在)
▽2010年
J2 0試合/0得点
天皇杯 1試合/0得点
▽2011年
J2 0試合/0得点

(文 近藤安弘)

▼関連リンク
2011年Jリーグ移籍情報

TOP