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札幌が3発決めて岐阜下す、プロ4年目の21歳・横野がプロ初ゴール

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[6.19 J2第17節 岐阜1-3札幌 長良川]

 コンサドーレ札幌は4連敗中の最下位FC岐阜に3-2で勝利した。前半だけで3得点を決め、2戦ぶりの勝ち星を手に入れた。

 試合を決定づける3点目が自身のプロ初ゴールとなったFW横野純貴は試合後のテレビインタビューで「これまで4年間、試合に出れないときも……」と話し始めると、思わず感極まって男泣き。最後は「嬉しいです」としぼり出すのが精一杯だった。

 今季初先発となった試合でチャンスがめぐってきたのは2点リードで迎えた前半39分だった。DF野垣内俊のクリアミスを相手陣内で拾うと迷いなく右足を振りぬいた。ボールはゴールネットへ吸い込まれ、プロ4年目の21歳にJ初ゴールが生まれた。

 この日の札幌は立ち上がりから相手を圧倒した。前半2分、DF日高拓磨の右クロスにMF宮澤裕樹が頭で合わせる。一度はポストを叩くも、こぼれ球に自らつめて先制点を決めた。さらに同34分には追加点。相手DFにプレッシャーをかけにいった宮澤が足を伸ばすとクリアされたボールはゴールへ向かう。相手GKの足元へこぼれたが、このボールの処理をGK村尾龍矢がミス。そのままボールはゴールラインを割り、オウンゴールとラッキーな形で2-0にリードを広げた。

 さらに横野のゴールで3-0と突き放し、前半を折り返すと、後半30分には相手の左クロスを途中出場の高卒ルーキーDF櫛引一紀がPA内で手で触れていまい、PKを献上。これをMF染矢一樹に決められて1点を返されたものの、序盤のリードを生かして逃げ切った札幌に勝ち点3が舞い込んだ。

(文 片岡涼)

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