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東京Vの特別指定、関西学院大MF梶川が発表から10日でJデビュー!

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[7.31 J2第23節 東京V1-2大分 味スタ]

 今月21日に東京ヴェルディの特別指定選手として承認されたことが発表されたばかりの関西学院大MF梶川諒太(4年)が、この日の大分戦で初めてベンチ入りし、試合出場も果たした。

 1-2の後半37分、MF河野広貴と代わってピッチに登場し、Jデビュー。「監督からは前線に平本さんがいるので、競った後のボールに絡むように、それと裏に抜ける動きをするようにと言われました」。指示通り、前後左右に積極的に動きまわった。

 しかし、時間は短く、見せ場は作れなかった。チームもそのまま1-2で敗戦。試合後はJデビューの感慨にひたることもなく、「結構、ボールが回ってきたので、自分の良い所を出したかったです」と悔しそうな表情。そして「改めて、やらないといけないことが多いなと感じました」と梶川は反省を口にした。

 164cmと小柄ながら、スピードとドリブル突破が持ち味のテクニシャン。いわゆる“ヴェルディっぽい”雰囲気を持つ選手だ。今年3月にも練習参加させるなど、東京V側は早くから注目していた。7月上旬にも練習に参加。改めて実力が認められ、特別指定選手としての加入が決まった。発表から10日でJリーグの舞台を踏んだ。

 起用を決断した川勝良一監督も「落ち着いてプレーしていたね。彼はうちらしい選手。小柄だけと、技術が高い。使い続けたい? 向こう(大学)との兼ね合いもあるけど、そうですね」と高く評価していることを明かした。周囲も認める“ヴェルディの香り”がする梶川。今後、どんなドリブルが見られるのか。まだ大学生とはいえ、今後の活躍が期待できそうだ。

(取材・文 近藤安弘)

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