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東京Vユース、南、杉本、舘野、田中が来季トップ昇格!!

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 今夏に行われた第35回クラブユース選手権(U-18)で連覇を達成した東京ヴェルディユースのU-18日本代表FW南秀仁、同代表MF杉本竜士、DF舘野俊祐、DF田中貴大の4選手が来季から東京ヴェルディのトップチームに昇格することがわかった。MF高木善朗(ユトレヒト)やMF小林祐希(東京V)ら5選手がトップ昇格を果たした昨季に続く快挙となった。なお、味の素スタジアムで20日に行われるトップチームの千葉戦の試合会場で、サポーターへ向けて発表される予定となっている。

 世代屈指のFWである南は杉本とともに、10月末から11月にかけて行われていたAFC U-19選手権予選にU-18日本代表の一員として出場。キープ力に優れ、ゴール前でのアイデアが豊富なストライカー。昨夏のJデビュー戦では、すでにゴールも決めている。18歳にして欧州数クラブからも注目されるほどの逸材だが、プロ生活のスタートは東京Vで切ることになった。

 また今季の東京Vユースで主将を務める杉本は、果敢なドリブル突破が持ち味。倒れるまでプレーする強靭な精神力とリーダーシップでチームを引っ張ってきた。今春にはU-18代表候補に選出されていた舘野は、強烈なミドルシュートとフィジカルの強さが武器。CBからSB、ボランチと複数のポジションで安定感あるプレーをみせる。出身地の富山から東京Vユースへ入るために単身上京。神奈川県内の公立高に通い、自炊をしながらの生活を送り、3年間で心身ともに大きく成長し、トップ昇格を手にした。

 4選手のなかでも異色なのがSBの田中だ。タレント溢れるチームで、下級生時はなかなか先発出場することはできず。それでも昨冬のJユース杯で、日々の努力を認められ、先発の座をつかむと、一気に才能を開花。サイドからの果敢な攻め上がりでチームに貢献し、粘り強いタフなメンタルで最終ラインを支え、スタッフやチームメイトからの信頼を得ると、今季のプレミアリーグやクラブユース選手権でコンスタントに出場。大逆転でのトップ昇格を勝ち取った。

 クラブユース選手権で日本一に輝いた東京Vユースにとって、今季の残る目標はプレミアリーグの初代王者、そしてJユース杯の優勝だった。しかし、Jユース杯ではグループリーグ敗退が決定。残るタイトルはプレミアリーグのみとなった。今季も残るは2試合となり、現在は首位・札幌U-18に勝ち点3差の2位につけている。逆転優勝を信じ、トップ昇格の4人がチームを引っ張り、初代王者の座を勝ち取るつもりだ。今季2つ目のタイトルを手にし、プロ入りへ向けての弾みをつけたい。

[写真]東京Vユースでは主将を務める杉本

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