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川崎Fが終了間際の矢島弾で逆転勝利、自力で残留決める

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[11.19 J1第32節 広島2-3川崎F 広島ビ]

 12位川崎フロンターレは広島に終了間際の劇的弾で3-2の逆転勝利を収めた。勝ち点3を上積みすると、降格圏の16位・甲府との勝ち点差を11に突き放し、暫定10位に浮上。自力でJ1残留を確定させた。

 ここ3試合で1分2敗と勝利のない川崎F、今節はMF登里享平、DF薗田淳、GK安藤駿介の3人がU-22日本代表のために不在。それでも中盤でMF山瀬功治が3試合ぶりの先発出場を果たし、日本代表から戻ってきたMF中村憲剛も先発した。

 前半10分に先制点を奪われ、苦しい立ち上がりとなる。それでも前半終了間際のロスタイム3分、右サイドからドリブル突破を仕掛けたFWジュニーニョがクロスを入れる。山瀬がニアサイドでつぶれると、ファーサイドに走り込んだFW小林悠が左足で流し込み、1-1に追いついた。試合を振り出しに戻し、前半を折り返す。

 迎えた後半、またしても広島にリードを奪われる。後半12分、FKから最後はDF森脇良太に決められた。しかし、終了間際の7分間で一気に逆転まで持ち込んだ。まずは後半39分、中村に代わって途中出場したMF横山知伸が右CKに合わせてゴールを決め、同点に追いついた。そして終了間際のロスタイム1分、左サイドからのボールをPA内ゴール正面で途中出場のFW矢島卓郎が胸トラップ。冷静に左足を振りぬくと、3-2に持ち込む逆転ゴールを決めた。そのまま試合は終了。川崎Fが4戦ぶりの勝ち点3を手に入れた。

 試合後のインタビューで決勝弾を決めた矢島は「この順位にいてはいけないと思うので。このなかで応援してくれるサポーターのためにも、残りの2試合を頑張っていきたい」と意気込んでいた。暫定10位に浮上を果たした川崎Fは次節は横浜FM、最終節では磐田と戦う。

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