鹿島がホーム最終戦で4戦ぶり白星、今季初先発の本山が2アシスト
[11.26 J1第33節 鹿島3-0清水 カシマ]
6位鹿島アントラーズはホームで7位清水に3-0で快勝し、4試合ぶりの勝ち点3を手にした。後半5分にMFフェリペ・ガブリエルのゴールで先制すると、数的優位に立ち、同24分にMF野沢拓也、28分にDFアレックスが追加点。勝ち点1差の清水を叩き、ホーム最終戦を白星で飾った。
DF岩政大樹、DF中田浩二の両CBがケガで離脱中。さらに今節はDF新井場徹とMF柴崎岳が出場停止という苦しい台所事情の中、昨年10月16日の湘南戦(1-1)以来の先発出場となったDF當間建文とDF青木剛がCBを組んだ。ボランチではMF小笠原満男が3試合ぶりに先発復帰。U-22日本代表FW大迫勇也が不在の攻撃陣は4-2-3-1にシステムを変更し、トップ下でMF本山雅志が今季初先発を果たした。
立ち上がりは一進一退の攻防が続いたが、徐々に鹿島がペースを握っていく。前半13分、鹿島らしい連係から右サイドの野沢がグラウンダーのクロス。中央でFW興梠慎三がラボーナで合わせるが、わずかに枠を外れた。前半31分の野沢の直接FKもわずかに枠外。得点こそ奪えなかったが、鹿島が優勢のままハーフタイムを迎えた。
「リスクマネジメントを徹底していこう」とオリヴェイラ監督が意思統一を図った後半はさらに猛攻を仕掛ける。すると後半5分、アレックスのシュートはGK山本海人に弾かれたが、足元にこぼれてきたボールを興梠が冷静にファーサイドへラストパス。走り込んだフェリペ・ガブリエルが右足で押し込み、待望の先制点を奪った。
後半13分、清水DF山本真希が2枚目のイエローカードで退場すると、数的優位に立った鹿島が一方的に試合を進める。後半24分、小笠原から本山につなぎ、最後は野沢がPA外左45度から右足で狙いすましたミドルシュート。これがゴール右隅に突き刺さり、2-0とリードを広げると、その4分後にも本山のラストパスからアレックスが左足で移籍後初ゴールを決め、3-0と突き放した。
3月11日の東日本大震災で被災した鹿島はカシマスタジアムも損壊し、シーズン序盤は国立競技場を代替本拠地にするなど厳しいシーズンになった。それでも、秋にはナビスコ杯を制覇し、ホーム最終戦でもサポーターと喜びを分かち合った。リーグ戦は残り1試合。そして、5シーズン連続のACL出場権のかかった天皇杯が待っている。「天皇杯をみんなで獲りにいきましょう!!」。試合後のセレモニーで挨拶したオリヴェイラ監督はサポーターの前で力強く2冠を宣言した。
6位鹿島アントラーズはホームで7位清水に3-0で快勝し、4試合ぶりの勝ち点3を手にした。後半5分にMFフェリペ・ガブリエルのゴールで先制すると、数的優位に立ち、同24分にMF野沢拓也、28分にDFアレックスが追加点。勝ち点1差の清水を叩き、ホーム最終戦を白星で飾った。
DF岩政大樹、DF中田浩二の両CBがケガで離脱中。さらに今節はDF新井場徹とMF柴崎岳が出場停止という苦しい台所事情の中、昨年10月16日の湘南戦(1-1)以来の先発出場となったDF當間建文とDF青木剛がCBを組んだ。ボランチではMF小笠原満男が3試合ぶりに先発復帰。U-22日本代表FW大迫勇也が不在の攻撃陣は4-2-3-1にシステムを変更し、トップ下でMF本山雅志が今季初先発を果たした。
立ち上がりは一進一退の攻防が続いたが、徐々に鹿島がペースを握っていく。前半13分、鹿島らしい連係から右サイドの野沢がグラウンダーのクロス。中央でFW興梠慎三がラボーナで合わせるが、わずかに枠を外れた。前半31分の野沢の直接FKもわずかに枠外。得点こそ奪えなかったが、鹿島が優勢のままハーフタイムを迎えた。
「リスクマネジメントを徹底していこう」とオリヴェイラ監督が意思統一を図った後半はさらに猛攻を仕掛ける。すると後半5分、アレックスのシュートはGK山本海人に弾かれたが、足元にこぼれてきたボールを興梠が冷静にファーサイドへラストパス。走り込んだフェリペ・ガブリエルが右足で押し込み、待望の先制点を奪った。
後半13分、清水DF山本真希が2枚目のイエローカードで退場すると、数的優位に立った鹿島が一方的に試合を進める。後半24分、小笠原から本山につなぎ、最後は野沢がPA外左45度から右足で狙いすましたミドルシュート。これがゴール右隅に突き刺さり、2-0とリードを広げると、その4分後にも本山のラストパスからアレックスが左足で移籍後初ゴールを決め、3-0と突き放した。
3月11日の東日本大震災で被災した鹿島はカシマスタジアムも損壊し、シーズン序盤は国立競技場を代替本拠地にするなど厳しいシーズンになった。それでも、秋にはナビスコ杯を制覇し、ホーム最終戦でもサポーターと喜びを分かち合った。リーグ戦は残り1試合。そして、5シーズン連続のACL出場権のかかった天皇杯が待っている。「天皇杯をみんなで獲りにいきましょう!!」。試合後のセレモニーで挨拶したオリヴェイラ監督はサポーターの前で力強く2冠を宣言した。