前日本代表監督の岡田武史氏やガンバ大阪監督を退任した西野朗氏就任の可能性がなくなるなど、混迷を極めている浦和レッズの来季監督人事に元日本代表FWで前清水監督の長谷川健太氏が急浮上した。

　13日のスポーツニッポンが報じたもので、次期監督問題で再考を迫られた浦和は、下位に低迷していた清水を優勝争いするチームにまで引き上げ、06年以降はJ1で4位、4位、5位、7位、6位と安定した成績を残した長谷川氏に復権への道を託す可能性が高まっている模様。今季限りで広島監督を退任したペトロヴィッチ氏とともに最有力候補となったという。

　長谷川氏は6年間務めた清水監督を昨シーズン限りで退任。1年間の充電生活を経て、現場復帰への思いは強い。ただ広島監督時代にMF柏木陽介らを育て、またチームをACLにまで導いているペトロヴィッチ氏は、今シーズンの半額にあたる年俸35万ユーロ(約3600万円)でも受諾の意思を示しているというだけに、今後の展開が注目される。

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