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横浜FC新体制発表会見、古巣復帰"06年J1昇格の立役者"内田「あの時を再現したい」

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 横浜FCは14日、2012シーズン新体制発表記者会見を横浜市内の横浜FC・LEOCトレーニングセンター西谷体育館で行った。会見には、岸野靖之監督をはじめ、MF内田智也やFW永井雄一郎ら新加入11選手が出席し、新シーズンへかける意気込みを語った。

 2012シーズンのスローガンは『走覇~走りぬく、つながる想い、輝く笑顔へ。~』に決定。『走り抜き、走り勝つ。J2を制覇してJ1へ。どんな時も横浜FCにかかわるすべての人の想いを胸に全力で戦い、輝く成功の笑顔があふれるシーズンにする』という思いが込められているという。

 今季は横浜FCに在籍経験のある4選手が"復帰"した。F東京からDF阿部巧が期限付き移籍で加入したほか、徳島からはDFペ・スンジンが4年ぶりの復帰。福岡からはFW大久保哲哉が入団。また、02年から07年シーズンまで横浜FCでプレーし、06年にはJ1昇格の立役者として活躍した内田が甲府から加入。5シーズンぶりに水色のユニフォームに袖を通すことになった。内田は「心機一転、新しい気持ちで横浜FCの歴史をつくりたい」と力を込めると、「かろうじて前にJ1昇格を経験しているメンバーもいるので、もう一度力を合わせて、あの時を再現できたら」と微笑んだ。会見では内田の登壇時に、サポーターからこの日一番の歓声が上がった。「以前より責任感も増したし、J1に上げなきゃと思う。前はJ1に上がって、すぐに落ちてしまった。J1定着するようなチームにしないといけない」と"横浜FCのプリンス"はキッパリ話した。

 また新戦力としてDF堀之内聖(←浦和)、FW永井雄一郎(←清水)、FW田原豊(←湘南)と経験豊富なベテラン選手が加わり、U-18日本代表MF小野瀬康介が横浜FCユースからトップ昇格を果たした。若手とベテランの融合をめざし、J1昇格を勝ち取るつもりだ。岸野監督は「昨年はチーム内の厳しい競争を出せなかった。今年はそれを高いレベルでできるように。ずっと続いていた、その現象を解消するため、選手を集めた」と説明。「昨年は悔しい思いをさせてしまいましたが、今年は選手の良さを最大限に出して、粘り勝てる、粘り強いチームにしていきたい」と誓った。

(取材・文 片岡涼)
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