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鹿島の“内田篤人2世”伊東が決意、「背番号2を目指す」

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 目標のDF内田篤人(シャルケ04)に追いつき、追い越す。鹿島アントラーズは24日、新体制発表・新人選手記者会見を行い、静岡学園高から入団したDF伊東幸敏が抱負を語った。“内田篤人2世”とも称される高速ドリブル、精度の高いクロスが持ち味の右SBは「目標は内田選手。同じポジションとして、迫力ある攻撃をするし、そこを真似してがんばっていきたい」と胸を張った。

 目標はズバリ開幕スタメンだ。清水東高から入団した06年のJリーグ開幕戦でクラブ史上初となる高卒ルーキーでの先発出場を果たした内田を意識し、「大きなことは言えないけど、内田選手が開幕スタメンを成し遂げているので、大きく開幕スタメンを目指したい」と目を輝かせる。

 もともとは3-5-2の右サイドハーフなどを務めることが多かった伊東だが、静岡学園中3年時から右SBに定着。「サッカーを始めてからずっと右サイド」というサイドアタックの攻撃力と運動量は折り紙付きで、課題の守備面や線の細さが解消されれば、その潜在能力は魅力十分だ。

 鹿島は今季からジョルジーニョ新監督が就任。「監督も現役時代、SBだったし、いろんなアイデアを教えてくれると思う。しっかり自分が成長できるようにがんばりたい」。ブラジル代表の右SBとして活躍した世界的なSBの指導は、伊東のポテンシャルをさらに引き出す可能性もある。

 背番号は24に決定。10年夏に内田がドイツに移籍してから空き番号となっている背番号2について「付けさせてもらうには、それだけの選手にならないと。1年目からアピールして、その番号を目指したい」と意気込むと、「海外に行けばもっと成長できると思うし、将来的には海外を目指したい」と、鹿島から世界へ羽ばたいた内田の“背中”を見つめ続けていた。

[写真]静岡学園高から鹿島に入団したDF伊東幸敏(左から2人目)

(取材・文 西山紘平)

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