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王者に心強い新助っ人、柏に加入のロボ「得点王を目指す」

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 初のJ1挑戦にも自信を見せた。昨季のJリーグ王者柏レイソルは31日、新体制発表会を行い、栃木から完全移籍で加入したFWリカルド・ロボがチームのタイトルとともに得点王獲得にも意欲を見せた。

「一つでも多くのゴールを取りたいが、具体的な数字は出さないでおきたい」。そう前置きしたうえで「個人的には得点王を目指したい。柏には質の高い選手がそろっているので、自分が得点王に食い込んでいけるチャンスも大きいと思う」とゴール量産を誓った。

 10年から栃木でプレーし、2シーズンで積み上げたゴール数は28。自身はこれまでのJ2から初めてのJ1に舞台を移すことになるが、不安どころか、自信に満ち溢れている。

「自分のプレースタイルでは、J1よりJ2のほうが難しい。J2の選手は運動量があって、たくさん走るので、プレーするスペースがない。J1ではJ2よりスペースを見い出せる。柏の選手は質が高いので、そのスペースを生かしてプレーできると思う」

 心強い“相棒”もいる。昨季、JリーグMVPに輝いたMFレアンドロ・ドミンゲス。同じブラジル人プレイヤーについてロボは「レアンドロは本当に素晴らしい選手。すごく質が高く、頭も切れる。パスの質も高いし、自分でも点が取れる」と絶賛する。

「昔、柏と対戦したときもそうだったし、それ以外の試合も見ていたが、攻撃に入ったとき彼を経由して数多くのチャンスが生まれていた。今年も彼からいいボールが来て、たくさんのチャンスが生まれると思う」

 レアンドロのアシストからロボがゴール。王者に新たな“ホットライン”が誕生すれば、J連覇の可能性も広がってくる。

(取材・文 西山紘平)

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