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横浜FCは新加入の大久保が先制点も…水戸が逆転で開幕戦白星

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[3.4 J2第1節 水戸2-1横浜FC Ksスタ]

 J2が4日、開幕し、各地で第1節11試合を行った。昨季17位の水戸ホーリーホックはホームで昨季18位の横浜FCと対戦し、2-1の逆転勝利でホーム開幕戦を白星で飾った。

 新加入のDF金龍起がCB、DF市川大祐が右SB、DF輪湖直樹が左SBに入り、4バックのうち3枚が新戦力となった水戸。立ち上がりは守備の形がはまらず、横浜FCに押し込まれ、前半10分には早くも先制点を許した。

 しかし、劣勢の展開の中、前半42分に試合を振り出しに戻す。FW鈴木隆行が左サイドに展開し、MF島田祐輝がゴール前にクロスを上げると、2列目から飛び出したMF小澤司が豪快なダイビングヘッド。「流れが悪かったので、自分のゴールで流れを持ってくることができてよかった」と小澤が振り返ったとおり、1-1で折り返した後半は流れが一変し、水戸が主導権を握った。

 後半10分には鈴木隆が鋭い切り返しから左足でミドルシュートを狙うなどチャンスをつくる水戸。すると後半24分、輪湖の左クロスを鈴木隆がスルー。島田がボールコントロールから落ち着いて左足でゴールに流し込み、2-1と勝ち越した。

 大卒ルーキーのMF中里崇宏ら7人の新加入選手が先発した横浜FCは前半10分、DF杉山新の右クロスをMF野崎陽介がスルーし、FW大久保哲哉が右足ボレーで先制点を決めた。今季、山形から加入した190cmの大型ストライカーが2012年のJリーグ初ゴールを決めるなど幸先よく先制したが、最後は失速した。

 後半16分には湘南から加入のFW田原豊、同39分には清水から加わったFW永井雄一郎を投入。前線に経験豊富な長身FWを並べ、パワープレーで反撃を狙ったが、チーム全体で運動量が上がらずにセカンドボールを拾えず、反撃も及ばなかった。

 水戸は柱谷哲二監督が先月末にインフルエンザを発症。開幕前の練習も指揮官不在で行われる日が続いた。この日はベンチに入って指揮を執った柱谷監督だが、試合後のインタビューでは咳込む姿も見られ、体調はまだ万全ではない様子。それでも試合中は声をからして指示を飛ばし、選手を鼓舞。「前半は受けに回って押し込まれたが、その後は盛り返して、最後は我々の運動量がまさって、うちらしいサッカーができたと思う」と胸を張っていた。

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