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連勝チーム同士の一戦はF東京が制す!!10人のF東京が神戸に勝利、石川&渡邉がゴール

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[3.24 J1第3節 神戸0-2F東京 ホームズ]

 開幕連勝チーム同士の一戦はFC東京に軍配が挙がった。F東京は敵地でヴィッセル神戸と対戦し、2-0の勝利。1点リードで迎えた後半41分にはMF長谷川アーリアジャスールが2枚目の警告を受けて、退場するも終了間際にFW渡邉千真が今季初ゴールを決め、2-0と試合を決定づけた。F東京は開幕3連勝に成功。一方の神戸はリーグ戦連勝は2でストップし、ナビスコ杯・鹿島戦(0-2)に続き、公式戦連敗を喫した。

 神戸はFW吉田孝行とDF高木和道がリーグ戦初先発。DF伊野波雅彦がCBではなく、MF田中英雄とダブルボランチを組み、中盤で先発した。一方のF東京は前節の名古屋戦(3-2)からメンバーを入れ替えずに試合に臨んだ。

 先にチャンスをつくったのはF東京。敵陣中央でボールを奪うと、一気に攻め込む。最後は長谷川がドリブルで中央へ切り込み、ミドルシュートを狙ったがGK徳重健太の好セーブに阻まれた。その後は神戸が立て続けに決定機を迎える。右サイドを攻め上がったFW大久保嘉人がゴールライン際で粘ると右クロス。ゴール前へ走り込んだ吉田がシュートを放つが、U-23日本代表GK権田修一がストップ。直後にはPA左から中央へ、ドリブルで攻め込んだ大久保が自らシュートを放つも、またも権田に止められた。神戸ペースで試合は進むかと思われたが、ワンプレーが流れを変えた。

 前半32分、右サイドの石川が中央のMF梶山陽平へパス。タメをつくった梶山が左サイドへ走り込んだFWルーカスへパスをつないだ。ルーカスの低い弾道のクロスはファーサイドの石川の元へつながる。右足ダイレクトで放ったシュートがゴール右へ突き刺さり、F東京が先制に成功。石川の2戦連続弾で1-0とリードを奪い、前半を折り返した。

 後半開始とともにF東京はメンバー交代。梶山に代えて、MF谷澤達也をピッチへ送る。これに伴い、谷澤が左サイドへ入ると羽生がトップ下へ回った。後半開始からわずか約45秒、ファーストタッチで神戸のDF北本久仁衛が右腰付近を痛めて、負傷交代。代わって三原雅俊が入った。その後の試合はこう着状態。スコアは動かない。1点を追う神戸はセットプレーから決定機をつくるも、シュートはいずれも枠外。1点が遠い。

 F東京リードの1-0で迎えた後半41分には、長谷川がDF近藤岳登へスライディングしたプレーで2枚目の警告を受けて退場。リードするF東京が10人での数的不利な戦いを強いられた。しかし終了間際のロスタイム6分、途中出場の渡邉がドリブルで駆け上がると追走してきた伊野波を振り切り、PA左から落ち着いて左足シュート。今季初ゴールを決めた。そのまま試合は終了。F東京が開幕3連勝を飾ってみせた。

 試合後、今季初ゴールを決めた渡邉は「チームとして内容は良くないなかで勝ってはいるが、もっと精度を上げて、上をめざしてやっていきたい」と話した。F東京は今シーズン公式戦初戦となったゼロックス杯・柏戦(1-2)のみ、落としたものの、それ以降はACLとリーグ戦を合わせると公式戦5戦負けなし(4勝1分)と好調を維持。この勢いを継続したい。

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