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4試合ぶりに勝利の京都。栃木は今季初の3連敗

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[5.3 J2第12節 京都1-0栃木 西京極]

 J2は3日、第12節を行い3試合勝利のない京都サンガF.C,はホームに栃木SCを迎えている。互いになかなか得点を挙げられなかったが、試合終了間際の後半44分に途中出場のMF伊藤優汰がミドルシュートを突き刺し、1-0で勝利を挙げた。

 京都は追加登録されたFWサヌが初めてスタメンに名を連ね、FW久保裕也も7試合ぶりに先発出場。対する栃木もFWサビアが2節の大分戦(0-3)以来となるスタメンに名を連ねるなど、ゴールデンウィークの連戦ということもあり、両チームともに複数の選手を入れ替えて、この一戦に臨んでいる。

 前半14分、京都は相手DFのバックパスが弱くなったところをサヌが狙ったが、飛び出したGK武田博行にクリアーされてシュートに持ち込めない。同30分には栃木もスルーパスから抜け出したFWサビアがDFを交わしてシュートを打ったが、GK水谷雄一にセーブされる。京都も同36分にサヌのパスを受けたDF安藤淳が右から中央に切り込み、左足でシュートを放ったが、GK武田のパンチングで枠を外れて行った。結局、前半は0-0のまま終了する。

 後半もなかなかチャンスをつくれない両チームは、選手を代えながら局面を打開しようとする。後半23分に栃木はMF高木和正を投入すると、京都も同24分にFW宮吉拓実を投入する。その宮吉が27分に決定機をつかむ。右サイドからドリブルでボールを運んだ安藤が、PA内にいる宮吉にパス。宮吉のシュートはGKに弾かれたが、そのこぼれ球をサヌが回収したがボールコントロールにもたつき、シュートを打てずに再び宮吉にボールを預けた。宮吉がシュートを放ったが、ボールはGKの正面に飛んでしまい、得点を挙げられなかった。

 後半34分にも宮吉はMF駒井善成からのスルーパスを受けて、GKと1対1のチャンスを迎える。うまくボールを浮かせたシュートは、GKに当たらずゴールマウスに飛んだが、右ポストに嫌われて得点にはつながらなかった。

 さらに攻勢を強める京都は、後半30に前線で存在感を示していたサヌを下げ、今シーズン途中出場した7試合で6得点とゴールを量産しているFW原一樹を送り込む。得点がなかなか入らず、このまま試合終了かと思われた後半44分。中盤でドリブルをした原からのパスを受けたMF伊藤優汰が、右サイドから中に切り込んで左足を振り抜く。このシュートが栃木ゴールに突き刺さり、京都が土壇場でゴールを挙げた。

 結局、このまま1-0で試合は終了。決勝点を挙げた伊藤は「ずっと途中出場していたけど、仕事ができていなかったので、今日こうやって結果が出て、チームが勝てて良かったです」と喜び「これからもっと連勝を続けて、上位に行けるように頑張っていきたいです」とさらなる活躍を誓った。

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