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湘南は松本とドローで4戦勝ちなし…古巣戦の反町監督「紅白戦みたいな気持ち」

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[5.6 J2第13節 松本1-1湘南 松本]

 首位湘南ベルマーレは敵地で松本山雅FCと対戦し、1-1で引き分けた。2戦連続ドローで4戦勝ちなし(2分2敗)と苦しい状況。勝ち点を27に伸ばしたものの、この後に行われる2位・山形(勝ち点26)と3位・水戸(勝ち点24)の試合結果次第では首位陥落の可能性も浮上してきた。

 ホームで勝ち点1を手にした松本。昨季まで率いていた古巣戦となった松本の反町康治監督は「試合前に向こうのスタメンを見たら、全員が知っている選手で紅白戦みたいな気持ちになった。彼らの頑張っている姿はうれしく思う。そういう意味でも試合には勝ちたかった」と胸中を明かした。

 試合が動いたのは終了間際の後半40分からだった。反町監督の采配が的中。後半から投入されたFW船山貴之と後半12分から出場したMF弦巻健人が起用に応えた。MF玉林睦実のロングボールを湘南DFがクリア。こぼれを拾ったFW馬場賢治のバックパスが中途半端な位置に流れてしまう。拾った弦巻がすかさず前線へスルーパス。抜け出した船山が右足シュートを流し込んだ。この日が25歳の誕生日となった船山が自らゴールを決めて、松本が先制した。

 しかし湘南も諦めない。後半43分、GK阿部伸行からのロングボールはDFにクリアされるも、敵陣中央のFW古橋達弥が頭で落とす。こぼれを拾った馬場がドリブルで右サイドから切れ込むと、飛び出してきたGKの位置を見極めて、右足シュートを流し込んだ。1-1に追いついた。そのまま試合は終了。勝ち点1を分け合った。

 試合後、松本の反町監督は「自分たちからアクションを起こすという動きは前半に多く見られましたが、それをこれからも続けて、回数を多くするようにやっていきたい」と今後へ向けて意気込んだ。

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