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樋口弾で最下位・岐阜が今季2勝目、好調・岡山は9戦ぶり黒星

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[5.6 J2第13節 岡山0-1岐阜 カンスタ]

 最下位FC岐阜が最近8試合負けなしと好調だった7位ファジアーノ岡山に1-0で競り勝ち、5試合ぶりの白星を飾った。後半41分、FW樋口寛規が9試合ぶり今季2点目となる決勝点を決め、今季2勝目。岡山は3月20日の大分戦(0-1)以来、9試合ぶりの黒星を喫した。

 ホーム4連勝中の岡山と、3試合連続無得点で3連敗中の岐阜。対照的な両チームの対戦となったが、アウェーの岐阜が立ち上がりから積極的なプレーを見せる。前半18分に樋口、21分にはMF李漢宰が相手のミスを突いてシュート。試合は互いに譲らない拮抗した展開が続いた。

 岡山は後半6分、FW川又堅碁がPA内に切れ込んだところで相手選手と交錯し転倒するが、ノーファウルの判定。両チームともに最後の決め手を欠き、0-0のまま終盤に入った。そして迎えた後半41分、岐阜は途中出場のFW中島康平の左クロスを樋口がワントラップから右足を振り抜く。シュートはDFに当たりながらゴールネットを揺らした。

 待望の先制点がチームとしても4試合ぶりの得点。樋口は「毎試合毎試合、ディフェンスはがんばってくれているし、粘り強い試合をしている。前回の試合も前(攻撃陣)が決められないで負けた。今日は決められてよかった」と安堵の表情を見せた。最近2試合はいずれも0-1の零封負け。この日も無失点で耐えていた守備陣の奮闘に応える決勝点となり、行徳浩二監督も「粘り強く戦い、泥臭く最後まで走り切って、1点をもぎ取ったことが勝因」と選手をねぎらっていた。

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