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愛媛が4戦ぶり白星獲得、水戸は痛恨の3連敗…

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[5.20 J2第15節 水戸0-2愛媛 Ksスタ]

 J2第15節が20日に各地で行われた。11位愛媛FCは敵地で8位水戸ホーリーホックと対戦し、2-0で勝利した。ここ3戦勝ちなし(2分1敗)だったため、4試合ぶりの白星獲得。守備陣も奮闘をみせると6戦ぶりの無失点で試合を終えた。一方、上位陣に食らいつきたい水戸だったが4連勝後にまさかの3連敗となってしまった。

 立ち上がりからチャンスをつくった水戸だったが、なかなか決めきることができない。前半35分にはロングボールに抜け出したFW岡本達也が右サイドから仕掛ける。ゴールライン際からクロスを上げると、走り込んだFW鈴木隆行が頭で合わせた。しかし、これはクロスバー上へ外れる。決定機をものにできず時間が過ぎると、痛恨の失点を喫した。

 前半39分、左サイドから仕掛けた愛媛がこぼれ球を展開。PA手前右で受けたMF赤井秀一が中央のMF前野貴徳に横パス。前野が迷いなく右足を振りぬくと、ゴール前のDF尾本敬に当たり、シュートコースは変化。そのままゴールネットを揺らした。公式記録上は前野のゴール。愛媛が先制に成功し、1-0で前半を折り返した。

 後半に入っても攻め手を緩めない愛媛は後半32分に追加点。MF石井謙伍のシュートはDFにクリアされるが、ここで右CKを獲得する。DF内田健太がニアサイドへ蹴り込んだボールにFW有田光希が合わせてヘディングシュート。ループ気味のボールはゴール左へ吸い込まれた。有田の今季8点目が決まると、2点のリードを奪った愛媛がそのまま逃げ切り、勝ち点3を獲得した。

 試合後、愛媛のバルバリッチ監督は「両チームとも暑い気象条件で厳しい試合だった。後半のチャンスをものにできていれば、もっと2点、3点と入って楽な展開になっていたはず。それでも最終的には2点差で勝つことができて良かった」と試合を振り返った。

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